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ついにナショナルデータベース解析に手を出す

実はフェロー時代に、米国のナショナルデータベースを用いた短い論文を発表している しかしこれには裏があり、勉強のためにその当時ナショナルデータベース解析をいくつかやっていた人がメインでやった研究に混ぜてもらって、論文化を手伝ったものの、実際のデータ解析はその人がやっていた 大学院で 統計のコースを取るだけでは、コモンに出てくる解析の全てはマスターできないことに気づいたので 自分でデータベースを買って、もっと解析を自分で勉強しようと考えたわけだ すると早速、同僚の一人が「こんなアイデアがあってチャートレビューしようとしてるけど、これってデータベース使ってできちゃう?」 と相談してきたので 診断名のリストICD10コード で必要な患者が見分けられるかを確認して 「できそうだね」  とデータベースをいじってみた フェローシップでエクセルやSPSSを時間をかけて周りをして自分で勉強したかいがあった すぐに、研究に必要なデータを抜き出し、解析に必要な変数をつくり 結果まであっというまにできた すると同僚はすでにイントロのところは書いてあったらしく、ディスカッションを1日で書き上げて送ってきた そのあと、何度か結果や解析のアプローチについてメールでやりとりして 方法論と結果のところを、書いて、最初の世間話で始まったデザインから論文化まで2週間以内に完成 今回も解析自体はシンプルなもので、Chi-square、Cross-tabの使い方を間違っていないか、いろいろ調べて確認した程度だが シンプルな解析は、普段何気なくやっているから、それがメインの結果になると逆に気を使うし、本当に完璧にできているか、全く分からない レビューの過程で、また色々勉強できるかもしれないので、いい経験になりそうだ

同僚とやった研究が良い所の雑誌にアクセプトされた件

去年の夏に同僚とやった研究をホスピタリスト学会の地方会に出した話をしたかもしれないが その後日談 8月だったか9月だったか、論文化できないか相談を受けていたが 内容がシンプルすぎるから、しょぼいオープンアクセスに出すほかないんじゃないかという 話をしていたところ いい所の雑誌に、ほぼ同じ内容で、少しPopulationが違う研究がメイヨ―クリニックから発表されたのを発見 ほんとにたまたまのタイミング 結果も結構異なっていたので、「このタイミング、この雑誌しかない」ということで  同僚が適当に抄録を伸ばしたものを、自分が提出可能な状態にして、データの解釈とデータの表をきれいにつけて そのおかげで(というのも同僚が後でとても感謝していたから) 短い研究レターにして9月中に提出したか、10月頭だったかタイムリーに提出できた   今の今まで連絡がなくすっかり忘れていたが 年が明けてすぐに、同僚から「突然だけど、アクセプトされた」と喜びのメールがきた ここで凄いのは、自分達の研究をもうちょっと頑張ってやったような先行論文が、ずばりのタイミングで発表されて そのタイミングで論文化の話をしていたおかげで、それを1か月以内に発見し 速攻で論文化したタイムリネス しょぼい研究でも面白いと思ったら手伝っとくもんだな