実はフェロー時代に、米国のナショナルデータベースを用いた短い論文を発表している しかしこれには裏があり、勉強のためにその当時ナショナルデータベース解析をいくつかやっていた人がメインでやった研究に混ぜてもらって、論文化を手伝ったものの、実際のデータ解析はその人がやっていた 大学院で 統計のコースを取るだけでは、コモンに出てくる解析の全てはマスターできないことに気づいたので 自分でデータベースを買って、もっと解析を自分で勉強しようと考えたわけだ すると早速、同僚の一人が「こんなアイデアがあってチャートレビューしようとしてるけど、これってデータベース使ってできちゃう?」 と相談してきたので 診断名のリストICD10コード で必要な患者が見分けられるかを確認して 「できそうだね」 とデータベースをいじってみた フェローシップでエクセルやSPSSを時間をかけて周りをして自分で勉強したかいがあった すぐに、研究に必要なデータを抜き出し、解析に必要な変数をつくり 結果まであっというまにできた すると同僚はすでにイントロのところは書いてあったらしく、ディスカッションを1日で書き上げて送ってきた そのあと、何度か結果や解析のアプローチについてメールでやりとりして 方法論と結果のところを、書いて、最初の世間話で始まったデザインから論文化まで2週間以内に完成 今回も解析自体はシンプルなもので、Chi-square、Cross-tabの使い方を間違っていないか、いろいろ調べて確認した程度だが シンプルな解析は、普段何気なくやっているから、それがメインの結果になると逆に気を使うし、本当に完璧にできているか、全く分からない レビューの過程で、また色々勉強できるかもしれないので、いい経験になりそうだ
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