ヘルメットの調整をしてくれているダニエル(仮名だが性別は女性)がいつも丁寧に対応してくれるので 30代のおじさん(自分)と生後6か月の若造(息子) なんかは 簡単にコロッと騙されるわけである いつも二人で毎週ニコニコ受診して、ほっこりして帰ってくるのを楽しんでいた ダニエルとの最後の受診予定を2日後に控えたその日は、頭部顔面外科(形成外科)の再診日だった 簡単に頭を計測して20㎜の差が15㎜に減ったよ、と言われた 10日間でそんなすぐ変わるわけないので、理学療法のおかげも大きいかな そして、左耳の後ろにできた、ヘルメットがあたってできたであろう赤いスポットも一応指摘して 明後日ヘルメット見てもらうからその時調節してもらうよ、と伝えたが 「この後、直接クリニックにいって調節してもらったら?」 と言われ、とりあえず 心の恋人 ダニエルに会えるならいっか とめんどくさがる自分に言い聞かせ、同じ建物内にあるヘルメットのクリニックへ息子をつれていった。 ダニエルは快く診察してくれ、左耳のところをすこし削ってもらった。 さすがに、2日後にまたここに来るのは、他にも引っ越し関係でやることが多く、めんどくさかったので 「これで赤みが消えるようなら来なくていいよね?」 と自分から 別れを切り出し 確認した。 「そうね、今日が最後になるかもしれないね、it has been my pleasure」と少し寂しそうな笑顔でお別れの言葉をかけてくれた(と勝手に思っている) 以上はすべて、筆者の妄想に基づくフィクションである
米国臨床留学・アメリカ大学院・アメリカ生活・ホスピタリスト(Hospitalist)・Psychometrics(計量心理学)