ホスピタリスト学会の地方会。自分の所属する大学が毎年主催しているのだが、白人アメリカ人医師の仲間内でやってる感が半端ないので、ちょっと不快(独断と偏見含む)。 なので、今年は無視しよう。と思っていたが、流石に学術活動推進派としては、困っている同僚をほおってはおけない。 ということで まずは最近消化器学会に症例報告を提出していた同僚に「僕の見た症例提出したのどうなりました?」と聞いたら 「アクセプトされたよ」と。 何で言わんのかい! と心の中で突っ込みながら、「地方会に出してもいいかい」と聞いて了承を得た。自分が見た症例なので本来聞く必要もないが。 ただなぜわざわざ聞いたかというと、彼の書いた抄録があまりにもひどすぎて目も当てられなかったから。 なぜ議論にINTROみたいな内容が書いてあるだけなのに審査に通るのか、ACG謎すぎる。 抄録がオンラインにさらされないことを祈る。 ということでまず、2時間くらいかけて議論のところを全部書きなおした。 次に、半年前に働いた研修医たちに「いい症例いっぱいみたけど書きますぅ?」とメールしたところ反応なし。 1日1.5枚ペースでまず症例報告を計3枚かいた。 「書いたけど発表したい人いる?」と聞いたら、医学生一人と研修医一人が手を挙げてくれた。 うーん手柄になれば何でもよい人が多い。自分は学べれば何でもよい感じなんだが。ちょっと感覚が違うのか? 次に、最近カルテレビューを手伝った、お世辞にも大したリサーチとは言えないリサーチをやっている同僚に 「論文化は難しそうだからせめて地方会からチャレンジします?」 と背中を押そうとしたところ反応なし。 仕方ないので職場ですれ違ったときに話をして 「地方会だすべきだね」と言っていたので(はよ言わな期限5日後やぞ…とは言わず) データを共有してもらって データのクリーニングに1日 データ解析に1日 そこから2枚の抄録を書くのに1日費やし 1週間程度で合計6枚抄録を提出 そしてすべて自分で書いて段取りしても、第一著者にはならなくてよい 世のため人のため 発表を通じて何か刺激を受けてくれればそれでいい ただのボランティア このリサーチも色々突っ込みどころがありすぎるのだが 一緒に...
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