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アメリカ大学院・夏学期はたったの1か月[SEM]

夏学期はPhDのためのSEM(Structural Equation Modeling)とMasters degreeの修士論文を取っている。 修士論文は研究を進めるだけで課題はない 実質3コースを取っていた春学期に比べれば気持ちはだいぶ楽ではあるが SEMは通常3か月以上かけてやる内容を6週間でやるので、6月はSEMだけに集中することになりそう さらに8月に大学とは関係なくMany-facet Rasch measurementのオンラインコースをとる 500ドルほどかかるコースだが、毎年3000ドルまで使える生涯教育用経費から出してもらったので実質タダで受けられる 春学期以降、Psychometrics関連のレベルアップ度が半端ない とここで脱線 ちなみに、生涯教育費の毎年3000ドルは多いようで、アカデミアで活発にやっていきたかったら少ない額だ 例えば、医学教育系学会とホスピタリスト系学会の年次総会に出たかったら、その時点で3000ドルを超えるので、自腹が出てくる 3000ドルは実質、学会の参加費と旅費だけで消える 准教授、教授を上がるにつれて生涯教育費は増えるらしいので さっさと准教授へ昇進したいところだが 昇進審査は今のポジションで5-6年たってからが基本で それよりも早く昇進審査に申し込むには色々承認を得る必要があるらしい レジデント終了してすぐにホスピタリストになった人たちは かなり若くして准教授に昇進しているわけだが (例えば、自分なら今年がホスピタリスト合計5年目なのでアプライできる) 自分のように2年フェローシップ兼講師をやった人にとっては 2年遅れをとってしまう形になるがこれは致し方ない

バディ・ホスピタリスト制度[6月から7月にかけて10人以上の入職者が入ってくる]

内科レジデンシーの要職のポジションはやはり生え抜きの人二人の手に渡り いつまでたっても卒前・卒後教育の裏側まで見れる状況は望めないことに飽き飽きしている 最初は「一緒にプロジェクトをやることで人脈を作ろう」と思っていたが 他に豊富な経験を持つ外国人医師を差し置いて生え抜きばかりを優先する方針が明らかすぎてそんな気もうせている 多様性と多様な能力を重んじないから、新しい意見やアイデアが出にくいのが分からないのだろう 最近では、内科レジデントが、Continuity clinicを持っていないと聞いてもはや憤慨した 内科のトレーニングなのに、自分の患者のパネルがない??? 一体どんなトレーニングだ? まじめな話をすると、指導医の患者を診させてもらうらしい それ医学生教育のレベルやん ただ外来教育の時間を増やせばいいってもんじゃないだろうに 生え抜きしかレジデント教育に深くかかわらないから こんな時代遅れな教育システムがまかり通るんだよ ここに来る前も、レジデンシーの全米ランキングはそんな高くないと耳に挟んでいたので「ほらみたことか」くらいの気持ちもあるが、同時にがっかりした 欲している機会をもらえない一方で、別に欲したわけではないが、いい機会はちょくちょく増えてきた PhDの他の中国人学生からリサーチグループに声がかかったり 病院全体のSafety委員会に関わったり そして、今週も、6月から7月にかけて続々入職してくるホスピタリストの一人のメンター[バディ・ホスピタリスト]に勝手に指名された。 10人以上入ってくるものの、メンターは1対1でつくので、 70人近くいる同僚の中の10人程度には選抜された形だ 研究をやりたい希望のある人らしいので(だから自分を選んだのだろう) 彼を成功させれば自分の成功にもなる ただ最近、大学や科に対して失望することもままあるので 自分の目標をぶれずに持ち続けることが重要だろう

科内のリサーチ部門で表彰される

最近は感情を日記に書く気分にすらならない これはいいことなのか悪いサインなのか知らないが 色々な事に集中して取り組めているのは悪くない 4月5月のふりかえり 4月の3週間の休暇の予定が新型コロナで全てキャンセルとなり ひたすら家でゴロゴロ…など性格的にできず アメリカ大学院生らしくひたすら勉強とプロジェクトに取り組む まずは、IRTコースの最終プロジェクトを終わらせ、Grade Aを取る 次に、Quasi-experimental designコースの最終プロジェクトを終わらせ、これも無事Grade A。 ホスピタリスト科の年度末の表彰式でOutstanding scholar部門で表彰される 投票制で、今年はほとんどの部門が2位以下との差が大きかったらしいのはありがたい あまり嬉しいという感情が起きないのは 自分がまだ目標を達成できていないからだろう 病院としての取り組みであるSafety委員会的なものに科を代表して参加し始める 実はこれが人生初めてのEnterpriseレベルのCommitteeの仕事かな? ちょうど看護師たちと取り組んでいたQIプロジェクトにつながる内容なので手を挙げたら科長が推薦してくれた これを機に、コロナ対応でストップしていたNurse-Physician Collaborationを改善するためのQIをようやく再開することになった でも看護師も医師もいつもより高いストレスと疲労の中働いているので無理強いはできない 他の大学院生(中国人)二人からナンパされる 以上に忙しかった春学期が5月初旬で終わり生活が一気に楽になったのもつかの間 同じコースをとっていた中国人二人からメール やあ、こんなお願いするのはずいんだけど 一緒に研究・論文執筆するチャンスをもらえないか? だと。 まさか、授業中の発言や態度がこのような形で返ってくるとは思いもよらなかった これは自分が同僚数人とやっているリサーチのPeer coaching活動と似たグループへのお誘いだった 結構目標が高いので、自分の尻を叩いてもらう(卑猥な意味ではなく)のは良いことだろう 他の二人のプロジェクトにも参加できるし ということで、取り組んでいる研究・QIの数が増え続けることとなった すでに10個近く、これからさらに増えそう これからもリサーチコラボは勢いを増しそうだ