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6月, 2020の投稿を表示しています

そして引っ越しへ。アメリカで家を買う

借家の契約が2年で終わるので 継続して借りる もっと安い他の家を借りる 家を買う の3択を迫られていた こんな田舎で月々2000ドル払っていたので 正直継続して借りるのは第一選択ではなかった(高杉です) ただもっと安い家を、と言っても、一軒家だと月々1800くらいは普通にするのでさほど変わらない ということで、まず家を買う線からあたってみて ダメなら継続にしようと決めた Realtorは妻の知人に紹介してもらった (妻が勝手に紹介してもらったので焦る) そして家を買った同僚から 大学関係者向けに有利なプランを提供している地方銀行の人を紹介してもらい (大学職員は頭金10%でよく、年利も通常より安めという強力なプラン) シミュレーションをしてもらったところ(注:月々の支払には、Mortgageローン+頭金分のローン+家の保険+資産税が含まれているので、ローンだけの支払自体はもっと少ない) 20万ドルくらいの安い家だと(この地域での話)、頭金なしでも、月々の支払が今よりだいぶ少なく 25万ドルくらいの家だと、頭金なしでも、月々の支払が同じか少ないくらい 30万ドルくらいの家だと、頭金なしで、月々2500ドル近くいくことが分かった これは頭金10%での話なので、20%だともっと上がるだろう 頭金は20%いれないと、家は普通買えないが 多くの銀行は医師に対して、最初の家は頭金なしでもローンを組ませてくれる ただし、頭金の20%分は、二つ目のローンとして別に契約し、その年利はメインのローンの2倍近くと高い その二つめのローンを2年から3年かけて払うので、その間だけ月々の支払が格段に増える 頭金を払い終えると、いきなり楽になるシステム この地方銀行の場合頭金10%で良いので、頭金なしでも、普通の家くらいなら月々同じ額を払うだけで購入できてしまうのであった 頭金が払えるなら、いい家が普通に買えてしまう(払えないけど) というわけで2月に4件ほど家を見学したわけだが まさかのコロナパンデミック襲来で その後は見学しづらい状況に 結局どんな条件の家にしたのかはオブラートに包んでおくが 無事月々の支払は同じかむしろ少ないくらいでよりましな家に引っ越すことになった とさ

アメリカで臨床教育医として働くコツをつかんだかもしれない

最近2週間ティーチングチームで働いた 年度の終わりとあって流石に一年生も手がかからず 「教育」の側面に集中できた2週間だった 教育回診は医学生に集中的に質問をし医学知識と目の前の患者のつながりを意識させ インターンはマネジメントプランの設計を中心に質問し 基本ベッドサイドでプレゼンをさせ(3年生も初日から普通にベッドサイドでプレゼンできたのには驚き) 看護師もできるだけベッドサイドに呼び メインの担当医師であることを患者と看護師にも理解してもらう 学生とインターンの熱意がとても心地よく 2週間で学会向けに興味深い症例5つ(多すぎる!)の抄録を書いた 「症例のポスター発表なんて興味あるん?」と聞いたとき はじめは「いやー他のことで忙しい」とか言っていたが 原稿案を提示して「こんな感じの流れだといいと思うけど、これ仕上げてみる?」と聞くと 皆喜んで仕上げてくれた たまたまいいチームでいい患者に恵まれたというのもあるが あれだけ大変だったティーチングチームが 「楽しい」時間になった 時間がなくても各自がニーズに応じて学習できるように パワポを作り始めたり(これはテーマはいくつでもあるので終わりはない) 少しずつレベルアップを感じるのだった そして研修医・学生からの評価は間違いなくよくなっているはず 今年度1年の4年生からの評価のまとめをもらったが かなり難しい学生と働いて、空回りしたこともあったので期待していなかったが すべての項目で最も良い4をもらえていた。コメントもいいこと書いてくれていた。 今ならもっとうまくできると思うと これからが楽しみである

人種差別への抗議運動が活発化する中、科内でも抗議運動勃発!?

人種差別への抗議運動が活発になっているが 病院でもズームでアフリカ系アメリカ人(AA)の病院関係者がどのように感じているのかを理解するために話し合ったり Inequityに関する色々な活動が巻き起こっている 最近、突然科長から「科内で不公平なシフトが組まれている」と 病院に告発 があったので 病院の公平を保つための部署から独自に調査が入る、と連絡があった 科内の外国人医師の間では、もはや共通認識ではないだろうか 「科と大学は特に、外国人医師をリーダーシップや大事なポジションには入れてくれない」 「キャリアを進める上では相当なハンデを負わされている、冷遇されている」 「白人アメリカ人医師にはポジションがあれば自ら声をかけるのに、自分らには声をかけてくれず」 「機会がない!」と訴えれば、「機会はあるから声をかければいいじゃん」と言われ、それが火に油を注いでいるのに気づいていない 「なんで、あの人何も業績がないのに、あのポジションにいるの???」という人がまずまずいる もはやここにきてから、この手の話は定期的に聞くので 皆そう思って、でも黙っているんだろうと思っていたが 誰かが、ついにしびれを切らしたようだ 基本、弾圧されている側は、Job securityの方がまず大事だからとにかくもめたくない (ある同僚は言った、一度でもリーダーシップに異を唱えるなら、最後まで刀は振り下ろさなければいけない、中途半端は何も変わらず逆につぶされるだけだと) 自分も、まずはちゃんと仕事が問題なく続けられて家族を養うことが第一なので 基本、上にはいい顔しかしない(典型的) 仲間内では度々愚痴りあいしてストレス発散していたが 果たしてこの調査はどういう結末を迎えるのか 科長が切られても困るんだよなー  インド人だからビザの大変さをよく分かってくれているので ビザに関する話は細かい説明が一切いらないのだ

やっと医学校の委員会のポジションを得た(2年かかってやっと1歩)

ここ2年、空きの出たポジションは病院側・医学校側に限らず募集要項に当てはまるやつは片っ端から応募してきた そして片っ端から落選してきた 科の中の委員会はリクルート委員会、リサーチ委員会に去年から採用してくれていたが 今年に入ってようやく病院全体のSafety委員会に採用され そしてついこないだ、内科のプログラムディレクターをやっているベテラン同僚から 「○○の委員会に応募してたでしょ?近々良い連絡が入ると思うよ」と不意に言われ 「?」「なんにでも応募してるから覚えてないけど、聞き覚えはあるねえ」 とほんとに覚えてなかったので適当な返事をしていたら 本当に医学校から委任状を添付してメールが来た 学生の進捗と進級を審査・助言する委員会 的なものに応募していたのね てか、その同僚が委員長をやっているからこのことを知っていたのか やる気ねーなこいつ、と思われたことだろう とにかく、ついに医学校側へ絡んでいくきっかけをつかんだ いいつながりができるとよいが