内科専門医の準備をしなければと思いながら中々他の事で手一杯になっている今日この頃。
先日、オンラインで受けていた2つのコース(どちらも2ヶ月ほどの期間)を修了した。
1つは、医療統計入門的な内容で、フリーの統計ソフトRを使った内容だったという理由だけで受講したが、分かりやすく時間のコミットメントも少なく良かった。Rは今後も使って行こうと思う。無料万歳。Multivariate regressionをカバーしてくれていなかったのだけが残念だったが、今後シリーズ化されることを期待。
もう1つはQuality Improvementのコースで、前からお世話になっているIHIと、Hardvardのコラボという触れ込みで、クオリティの高さを匂わせていたので受講。課題もまずまずあり、時間的なコミットメントは少しだけ必要だったが、無事最後まで終わった。色々なツールについて学べたのは良かったのと、model for improvementについてのいい復習となった。
自分はedXというサイトだけを使用しているが、MOOCと呼ばれるサイトはいくつかある。少なくともedXに関しては多くのコースは無料で登録、受講でき、もし正式に修了証が欲しいと分かっている場合は、設定された期限までに設定された料金を払えばコース修了後、基準の成績を超えていればCertificateをダウンロードでき、履歴書にも載せられるようになっている。料金もアメリカの相場を考えると圧倒的に安く設定されている。1つ目のコースは50ドル程度、2つ目のは100ドル程度だった。
因みに2年前にハーバード大学で開催された3日間のオンサイトの臨床教育医向けのコースは2000ドル近くしたし(指導医向けのコースだとこの倍以上する)、昨年受けたボストン大学の医学教育メディカルバッヂオンラインプログラムは半年のコースで300ドル程度だった。
今後は世界のどこにいても、インターネット環境さえあれば、同じレベルの教育が、自分に必要なスキルや知識を得られるよう自分で選択して受けられるようになる流れは拡大していくだろう。
コースの質や、自分のモチベーションやコミットメント、合格の難易度によってCertificateがどれだけ意味を持つかは大きく異なってくるので、これをその人のスキルの判断基準には使うのは困難だが、少なくともその人の興味ややったことへの結果が履歴書にも反映されるのは学習者としては嬉しい事である。
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