Cureusに毎月のように同僚がケースレポートを出している件
「俺、この数か月で7つケースレポート出版した」
という信じられない言葉を耳にした時も「いや無理でしょ」と思ったが
同期の(主に外国人医師)同僚に頼まれ、とりあえず「レビューアー」だけやってみることに。
サイトからアカウントを作って、すぐに登録は無料で簡単♪
(注:宣伝ではありません)
どうやら、論文執筆するか、レビューするかでポイントがたまるらしい。
インパクトファクターはないからとりあえず戦闘力みたいなものをつけてるのかしら?
一番、驚きなのは同期の人曰く、論文を提出した人がレビューアーを3人くらいまで「指定」できること。
普通レビューアーを編集者に「提案」することはあっても、「指定」はできない。
そして、さらに3-4人ほど、編集者から関係ないレビューアーへ依頼が行くらしい。
(自分がファースト・オーサーで使うことはよほどのことがないと使わなそうなので、ほんとかどうかは知らないし、同僚のためにも調べないことにした)
でも、6-7人がレビューするうち、約半分はフレンドリーなコメントが来るってことだと想像している🙊
早速、2件ほどケースレポートのレビューを丁寧にしたが
1つは、30か所以上コメントする始末。突っ込みどころ満載。この人からはレビューアー評価★5もらえたが。
1つは、15か所ほど指摘。
どちらも症例自体はよいんだけれど、こんなの世に出してる場合じゃない。さすがに、これからはレビューアーとしては敬遠されるかな。
最近初めてCureusで症例報告を出版した同僚が言っていた
「2-3日で審査が終わって、指摘されたところをアップデートしたらアクセプト、そのままオンラインで出版された」
え?6-7人の審査がそんなに早く終わったの?
と聞いたところ
全くコメントせずに提出するレビューアーも中にはいるらしい😱
なるほど、確かにレビューもとても簡単で、オンラインで直接文章にメモとして書き込めるようになっており、「SUBMIT」を押して、最後の総括コメントいれて終わり だから、そういう人が出てくるのも致し方ないか?
だからそんな多くのレビューアーにお願いするのだろうと想像している
レビューも学術活動として履歴書にかけるから、
グリーンカードの待ち時間が10年を軽く超えるインド人医師からしたら
(EB1カテゴリーに格上げして順番を早めたい)
競争率の高いフェローシップに進みたい外国人医師からしたら
論文の「量」も大事になってくるので、こういう雑誌が助けになるのだろうな、
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