スキップしてメイン コンテンツに移動

14日連続勤務にチャレンジ、そして疲労困憊に

前回投稿してから随分経った気がする

つい先日まで、14日連続勤務にチャレンジしていた

同僚からシフト変わってよー、と言われ

絶対誰かとどこか遊びに行く用事や

とわかっていながらも、将来また頼まれることもあるだろうし、自分が頼むときにどう立ち回るべきかを見極めるため、受けることに。

2週間連続勤務になってしまうので、そこは2週間同じチームにとどまれるように調整してくれたのも大きかった。

そしてまず、一週目。そのチームは、レジデントがいたりいなかったりするチームのようで、1週目は3年目のレジデントが2人ローテしており、楽勝だった。にもかかわらず、2週間あるというプレッシャーから、体調管理に徹して、仕事以外のタスクは極力やっていなかった。

 そして2週目からは、レジデントのローテが終わり、いつも通り一人ですべての患者を診て、すべての仕事をやることに。

しかし、これがきつい

楽な前週からの反動もあるだろう

すでに1週間毎日毎日12時間勤務をこなした疲労もあるだろう

でもとにかく患者が動く動く

毎日のように、2-3人退院させては、24時間で最大5人入ってくる

常に患者数が11-12になるようにコントロールされているので

患者のためを思って頑張って一気に吐き出せば、一度に新しい人が大量に入ってくる

長めに入院してくれる人が多ければ多いほど、楽になるシステム

 一応、RVU(やった仕事量の指標)がある一定を超えるを年次ボーナスがでるらしいが

自分の科は、圧倒的にRVUが不足しているらしいので
(とにかく入院日数が長い)

頑張ったところで、報酬が増える保証も全くないのだ。

2週目は、いよいよ仕事のメールに返信するのをやめた

毎日、朝から晩まで、患者へのサービスとクオリティを保つことをだけに集中して働いた

特に最後の3日間は、ものすごく忙しく、疲労がひどかった。

最後の日は、ウキウキしながら出勤したが

夕方4時まで一息もつけず、トイレもいかず

遅い昼ご飯を食べてから

明日引き継ぐ同僚への引継ぎノートを完成させ

3時過ぎに渡されたICUの患者を診て

さらに病状が完全に安定していない人の診察と、翌日退院する人への説明してから

長い2週間を終えることになった

そこまでやっても、夜7時半くらいに追われたのは

ここの病院のシステムに慣れてきて

効率的になってきた証拠か
(ほかの同僚ははるかに速く仕事を終わらせるが)

さすがに忙しすぎて、ケアの質(アウトカムは個人の能力にさほど依存しないので、ここでは主に患者が感じるケアの質を指す)が落ちているか心配していたが

いつも通りか、いつも以上にかけてもらった感謝の言葉に

ホッとさせられた。

しかし、 14日間休みがないという経験を下働きのインターンのときですらしたことがなかったので、

特別な理由がなければ、2週連続勤務は今後やらないだろう

コメント

このブログの人気の投稿

同僚がよくお世話になっているCureusというオープンアクセス・ジャーナル

Cureusに毎月のように同僚がケースレポートを出している件 「俺、この数か月で7つケースレポート出版した」 という信じられない言葉を耳にした時も「いや無理でしょ」と思ったが 同期の(主に外国人医師)同僚に頼まれ、とりあえず「レビューアー」だけやってみることに。 サイトからアカウントを作って、すぐに登録は無料で簡単♪ (注:宣伝ではありません) どうやら、論文執筆するか、レビューするかでポイントがたまるらしい。 インパクトファクターはないからとりあえず 戦闘力 みたいなものをつけてるのかしら? 一番、驚きなのは同期の人曰く、論文を提出した人がレビューアーを3人くらいまで「 指定 」できること。 普通レビューアーを編集者に「提案」することはあっても、「指定」はできない。  そして、さらに3-4人ほど、編集者から関係ないレビューアーへ依頼が行くらしい。 (自分がファースト・オーサーで使うことはよほどのことがないと使わなそうなので、ほんとかどうかは知らないし、同僚のためにも調べないことにした) でも、6-7人がレビューするうち、 約半分はフレンドリーなコメントが来る ってことだと想像している🙊 早速、2件ほどケースレポートのレビューを丁寧にしたが 1つは、30か所以上コメントする始末。突っ込みどころ満載。この人からはレビューアー評価★5もらえたが。 1つは、15か所ほど指摘。 どちらも症例自体はよいんだけれど、こんなの世に出してる場合じゃない。さすがに、これからはレビューアーとしては敬遠されるかな。 最近初めてCureusで症例報告を出版した同僚が言っていた 「 2-3日で審査が終わって、指摘されたところをアップデートしたらアクセプト、そのままオンラインで出版された 」  え?6-7人の審査がそんなに早く終わったの? と聞いたところ 全くコメントせずに提出するレビューアーも中にはいるらしい😱 なるほど、確かにレビューもとても簡単で、オンラインで直接文章にメモとして書き込めるようになっており、「SUBMIT」を押して、最後の総括コメントいれて終わり だから、そういう人が出てくるのも致し方ないか? だからそんな多くのレビューアーにお願いするのだろうと想像している ...

KY(ケンタッキー)州ドライバーズライセンス(運転免許)を取得

さてさてどっぷり5月病にはまってしまい、日記を書くこともおざなりになってしまっている今日この頃 最近ケンタッキー州の運転免許を取得したので記録 NY州で取得した免許をWI州に移すときは書類提出だけで済んだと記憶しているが KY州はビザ持ちの場合、書類、筆記試験、路上試験と一からやり直さなくては免許が取れない。つまり、免許の移行というものができないらしい。 6月まで使っていた臨床トレーニング用Jビザは、一年ごとの更新のため、運転免許証もビザの期限に合わせて期限が1年になっているのがつらいところ。 7月に引っ越してすぐにWI州の免許が期限切れで使えなくなってしまうのだ   そのため6月に日本に一時帰国した際に、地元の運転免許センターで国際免許証を取得しておいた 期限は一年間で、これでケンタッキー州の運転免許をとるまで1年間の猶予が与えられることになる 元J2の妻は、NYにいたときに就労許可証を取得していた経緯があったので(結局働くことはなかったが)、ソーシャルセキュリティナンバーを持っており あとは、仕事の契約書か給与明細と、電気やガス代などのUtility関係の請求書さえあれば申請可能な状態だった   ガスかなにかの請求書に妻と自分の名前を併記してもらうようにお願いし まつこと、、、 2か月、ようやく請求書が手元に届き   市の運転免許センターらしきところへ 受付窓口に並んでいると、アメリカ国民でなければ違う窓口でまずは書類審査をうけろと言われた(入口入ってすぐにあるドアから入る) 同じ建物内の、違うドアから入り、狭い待合室で待たされたのち なにか書類を持たされ、通常の受付へと通された そのあとはしばらく待った後に、筆記試験を受けてその日は終了 筆記試験は、一問解くごとに正解不正解が分かるようになっており、親切だったが 当日の朝に、ネットで練習問題を一度見ただけの知識では結構難しい問題も普通にあった 僕らは国際免許証を持っていたためかLearner Permitというものはもらえなかった 帰り際に路上試験の予約をしようとしたが、次の週までの予約しかとっておらず 後日電話にて予約をとった(なかなか電話にでてくれず苦労した) ジョークのような ...

J1ウェイバーのメリット・デメリット

 今の大学病院に来て4年目  当時に比べ働きにくい職場になったかもしれない リサーチやQIのインフラが改善することもなく3年たったので 博士が終わった後の進路も含めてどうするか考えるようになった そしてちょうどそんな折、J1ウェイバーにアプライするか聞かれた 毎年6月末に病院・医学部のリーダー達がJ1ウェイバーの候補者のランキングを決めるのだが ウェイティングリストには就任時から入っていたものの 病院側としてはホスピタリストにJ1ウェイバーをさせる気すらないと 過去2年はランキング対象外にされたと 3年たちO1の更新の年になったので、流石に科長とビザ担当者が   これだけの貢献をしているのだから彼を残すべきだ  と自分のパフォーマンスデータなどを提出し説得して ようやく、8番目にランクされたと聞いた(はっきり言わなかったが多分一番最後だろう) すでに一人下りた人がいるとのことで 7番目、しかもフレックスでないといけない フレックスが必要な人の中では3番目だと   毎年J1ウェイバーは6スポットくらいもらえているらしく 運のいい年で8スポット フレックスはよくてその中の2スポットくらい つまり可能性は薄いとビザ担当者から聞かされた   そのうえでアプライするかどうか聞かれたわけであるが いつ辞めるか考えているこっちとしては 「は?遅すぎる上に失礼極まりない」 という感じなのだが、とりあえず条件次第なので ウェイバーするとして週40時間臨床ルールはどうなるのか聞いてみた 100%臨床で働いてやっと週42時間の計算なので 2時間X50週としても100時間程度しか臨床から解放されない グラントやディレクターのポジションを取ったところで 臨床をほぼ100%しながら臨床以外の役割をこなさなければいけないということだ ここが超一流の大学病院なら就任7年で臨床100%でも文句は言わないが ここで7年たって100%臨床はめったにいないヤバい人だ   「今4年目でその条件は悪すぎるのでは」 「PhDが終わったらもっとアカデミックな大学に行った方がよい」 「グリーンカードが欲しければ日本に一時帰国して日本のネットワークを作ってからアカデミックな大学に戻ったほうがよさそう」  と素直に自分の考えを科長に共有してお...