大学関連の市中病院、二つあるティーチングチームのもう片方を率いている同僚は、ブラジル出身の超優秀な人だ
今回色々な話を聞けたが、彼が辿った道も紆余曲折あったようだ
数年前にニューヨーク大学病院でレジデンシーをすでに終え
5年間帰国して臨床や教育に携わっており
そこで集中治療と救急をメインにやっていたらしい
どうりで手技は何でもできるわけだ
アメリカに戻って来るに当たって家族との時間がとれて給料も悪くなく
かつ教育や研究も続けられる条件に最もあっていたのがここだったらしい
しかし、実際働いてみると、レジデントは学ぶ意識が低い人が多いし、研究のサポート体制はイマイチだったりと、ガッカリはしたが
家族との時間が確保できているので、満足しているそうだ
しかし、彼は基礎研究も臨床研究もまずまず経験があり、それが生かされない職場なんてなんてもったいない‼️
ホスピタリスト科で研究を頑張っている人は、フェローシップ応募の準備で腰掛けでホスピタリストをやっている人ばかり
准教授陣が軒並みプロジェクトや研究をデザインし実行し論文化する経験と実力に乏しいため、自分達ジュニアファカルティー(若手指導医)は、何を始めるにも手探り
まえの大学はその点、准教授から教授陣は活発にリサーチ、プロジェクト、メンタリングをしていただけにとても残念
自分がこの大学で同じような事をやってあげ、プロジェクトを始める際のプロセスをもっと簡単かつ有効にしたいのは山々だが、下っ端が変えるのはそう簡単ではない
自分もいいメンターに出会えず、途方に暮れているので、彼と似たような考えに落ち着きそうになっているが
焦らず流れに抵抗していこう
最後に、彼から君は真面目に仕事しすぎるから、今度から一緒にティーチングチームに入れて欲しくない、と冷たい事を言われたが、どうも自分があまりに自分のチームのレジデントへのサポートが手厚すぎて、肩身がせまいのと、彼のレジデントが同じレベルのサポートを要求してくるようになったらしい。
全く今時のレジデントは終わっている…
コメント
コメントを投稿