フェローシップの必須項目として、月1回ペースで他の教育者のレクチャーを見学すること、が義務付けられている。初めの3ヶ月くらいは真面目に見学していたが、秋以降忙しくなってからは、最も鬱陶しい時間となってしまった。
そもそも、臨床教育医は学習理論やら指導デザインなど学んでいないので、基本的に自分の経験の中で効果的だと思うことをやっている場合が多い。
去年、まだ大学院も始まったばかりの頃は、どんな見たこともないレクチャーをやってくれるのか興味があったが、すぐに、誰もそんなイノベーティブなレクチャーをしていないことに気づいた。
1年間で、唯一、周術期科の尊敬する教授が成人学習理論に合致するアプローチを効果的に使っているのを見れたくらい(ChunkingやらContrastingしていた)。この大学に限った問題ではないだろう。
冬の間は、あまりにやることが多すぎて、見学をひたすら拒否していたため、6月の年度末までに必要な見学数が2つ不足していた。
なので、先週2つ見学。
一つ目は消化器科の教授で、医学生向けのコースを持っている年配の人。
腹痛について3年生?に話していた。
パワポは文字が少なく写真や絵ばかりでそこは良かった。
教えるポイントもあらかじめ絞っているようでそこも良かった。
ペースもよくレベルもうまく聴衆に合わせていた。
導入はあったもののObjectiveがはっきりしない状態で始め、1時間ぶっ通しで進めていたのは聞いている方からはストレス。
Objectiveとタイムラインを明確に表示すべきだろう。
大きなテーマに分けて(例えば1、病歴 2、診察など)
テーマごとに20−30分と決めて、区切りをつけてあげると良い
そして各テーマなり全体最後のClosureで、整理する時間を作ってあげる
そこでアセスメントを行なってもよし
この一年で学んだことがツッコミとなって沸沸と湧いてきた。
さすが熟練の教育者なだけあり、十分生徒の反応は良い方であったが、一部は死んだ目で聞いていたり、オンライン問題集で試験勉強に勤しんだりしていた。
Engagementを良くするには、やはり何かしらのアクティビティがないと辛い
一部の積極的な生徒だけが発言してしまう
Audience Response Systemは、こういう20−30人クラスの大人数になってくると使いやすいかもしれない。
グループアクティビティはこう人数が多いとやりづらく感じる
生徒の経験をシェアするにも彼らには大して経験がなさそうなので、これも質問をよく考えておく必要がある
後、試験勉強を重視している生徒も多そうだったので、USMLEに出てくる項目はチェックして盛り込むと良いのかもしれない。First Aidも年々分厚くなっているので、一度買ってみるか?
二つ目のレクチャーは、ホスピタリストの同僚、最近准教授に昇進して波に乗っている人。腎不全の講義。
以前臨床推論セッションを見学したが、レクチャーは初めて見学。
彼も医学生教育の道で昇進してきた人だが、レクチャーは古典も古典
コッテコッテの古典的なものだった。
パワポには文字の嵐。図もどっかの解剖学アトラスから撮ってきたリアルな腎臓の絵やら、アップトゥデートにあるような診断アルゴリズムやら、細かい字や図でぎっしり。
詰め込んだ量が多いため、ペースも速くなっていた。
外国人の訛りのある喋り。よって何いっているのか不明に。
専門医対策コースで、インド訛りで超絶スピードで話していく講義にもついていけたが、
まさか自分が医学部3年生レベルの講義で、今何の話をしているのかついていくのが困難になるとは思わなかった。
医学生たちからは所々どよめきが起こっていたぞ
そりゃそうだ💀
立場的に見学させてくださいといって見学しているので、上記をフィードバックすることは決してないのだが、せめて自分はこうならないようにしようと思うのだった。
・・・これは何のための見学なんだ?
そもそも、臨床教育医は学習理論やら指導デザインなど学んでいないので、基本的に自分の経験の中で効果的だと思うことをやっている場合が多い。
去年、まだ大学院も始まったばかりの頃は、どんな見たこともないレクチャーをやってくれるのか興味があったが、すぐに、誰もそんなイノベーティブなレクチャーをしていないことに気づいた。
1年間で、唯一、周術期科の尊敬する教授が成人学習理論に合致するアプローチを効果的に使っているのを見れたくらい(ChunkingやらContrastingしていた)。この大学に限った問題ではないだろう。
冬の間は、あまりにやることが多すぎて、見学をひたすら拒否していたため、6月の年度末までに必要な見学数が2つ不足していた。
なので、先週2つ見学。
一つ目は消化器科の教授で、医学生向けのコースを持っている年配の人。
腹痛について3年生?に話していた。
パワポは文字が少なく写真や絵ばかりでそこは良かった。
教えるポイントもあらかじめ絞っているようでそこも良かった。
ペースもよくレベルもうまく聴衆に合わせていた。
導入はあったもののObjectiveがはっきりしない状態で始め、1時間ぶっ通しで進めていたのは聞いている方からはストレス。
Objectiveとタイムラインを明確に表示すべきだろう。
大きなテーマに分けて(例えば1、病歴 2、診察など)
テーマごとに20−30分と決めて、区切りをつけてあげると良い
そして各テーマなり全体最後のClosureで、整理する時間を作ってあげる
そこでアセスメントを行なってもよし
この一年で学んだことがツッコミとなって沸沸と湧いてきた。
さすが熟練の教育者なだけあり、十分生徒の反応は良い方であったが、一部は死んだ目で聞いていたり、オンライン問題集で試験勉強に勤しんだりしていた。
Engagementを良くするには、やはり何かしらのアクティビティがないと辛い
一部の積極的な生徒だけが発言してしまう
Audience Response Systemは、こういう20−30人クラスの大人数になってくると使いやすいかもしれない。
グループアクティビティはこう人数が多いとやりづらく感じる
生徒の経験をシェアするにも彼らには大して経験がなさそうなので、これも質問をよく考えておく必要がある
後、試験勉強を重視している生徒も多そうだったので、USMLEに出てくる項目はチェックして盛り込むと良いのかもしれない。First Aidも年々分厚くなっているので、一度買ってみるか?
二つ目のレクチャーは、ホスピタリストの同僚、最近准教授に昇進して波に乗っている人。腎不全の講義。
以前臨床推論セッションを見学したが、レクチャーは初めて見学。
彼も医学生教育の道で昇進してきた人だが、レクチャーは古典も古典
コッテコッテの古典的なものだった。
パワポには文字の嵐。図もどっかの解剖学アトラスから撮ってきたリアルな腎臓の絵やら、アップトゥデートにあるような診断アルゴリズムやら、細かい字や図でぎっしり。
詰め込んだ量が多いため、ペースも速くなっていた。
外国人の訛りのある喋り。よって何いっているのか不明に。
専門医対策コースで、インド訛りで超絶スピードで話していく講義にもついていけたが、
まさか自分が医学部3年生レベルの講義で、今何の話をしているのかついていくのが困難になるとは思わなかった。
医学生たちからは所々どよめきが起こっていたぞ
そりゃそうだ💀
立場的に見学させてくださいといって見学しているので、上記をフィードバックすることは決してないのだが、せめて自分はこうならないようにしようと思うのだった。
・・・これは何のための見学なんだ?
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