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医師の燃え尽き(バーンアウト)についてのセミナーが興味深かった

アメリカ内科学会の提供するオンラインセミナーに参加してみた。

ライフ・ワーク インテグレーション(バランス)についてだったが

自分の仕事に喜びや価値を見出すことや

感謝することなど

ソルトレークのQIコースで学んだリーダーシップの考えやツールがオーバーラップしていて興味深かった

病棟業務の間隔が空いていると、やる気や集中力がなくなりストレスをためやすくなることに気づき

TEDトークなどの自己啓発系のユーチューブ動画を見まくっていたところ

働いていないときは、だらだらする時間が増え、姿勢が悪い時間が長くなって調子が出ないのかと思い

パソコンで仕事中も 姿勢をよくするようにしたが

今日のセミナーでも 携帯を見るために前かがみになればなるほど体に無駄な負担をかけているという情報が盛り込まれていた

ライフワークバランスを崩すことなく、生産性を上げるべく努力しているが

タイムマネジメントやいかにストレスを減らすか(セルフケア)についても触れられており

新しい知識はさほどなかったものの、テイクアウェイポイントとしては、自分のやっていることはバーンアウトの予防策ととらえることもできると教えられたようだった。

先延ばし星人である自分を許すことも大事(セミナーではSUCCESSでなくPROGRESSが大事という言葉)だと、最近の動画と今回のセミナーで触れられていて、確かに意識していないと、できていない自分はストレスになるなあと感じるので

自分を許す(やったことを褒めることでアメを与える)キャンペーンを開始

今日は、色々なことを学んで取り入れようとしている自分に◎印

参加者の一人は、赤ん坊のいる子育て中のママ医師はどうしたらよいんだ?と質問していて、さすがにプレゼンターはよい提案はできなかった。

個人で全てどうこうできるほど、現実は甘くないと同時に

セミナーの冒頭で触れていた「バーンアウトはもはや個人の問題でなくシステム全体の問題として取り組まなければならない」というのは

的を得ていると思った。

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