ベストセラーを連発しており作中では自らを「Shameリサーチャー」と表現するBrene Brown博士
何も知らない人に自分のやっていることを説明するとき、「Shame(恥・恥じるという役が適当だろうか)」という言葉は敬遠されがちだということも面白いストーリーを交えて紹介されている。
それゆえか、「Shame」について語るというより、人間の「Vulnerability(「もろさ」とか「弱さ」という役でいいか)」という切り口で話が進むことが多い。
子育て、リーダーシップ関連の本も出しており、ずっと気になっていた。今回手始めに、2時間程度で聞けてしまう、Parenting子育てについての本を聞いた。
オーディオもこれまでと違い、聴衆がいる状態で収録されたような内容。なので、本では絶対に登場しないような意味のない言葉を言ったり「Um」とか、笑いながら話し、感情をこめて話す場面があったりと、話に引き込むのは凄くうまい。
早口になると、ネイティブならではの音が重なって細かい単語がほぼ発音されないような喋りになってしまうのは難点だが、大事な所は注意深くしゃべるようにしているので、そこまで気にはならなかった。
ShameリサーチャーであるBrown博士の観点からは、子供が将来危ない行動をするかどうか(酒ドラッグ交友関係など)を決定づける育て方「Parenting」には2種類しかなく
…といっても、これはミスリーディングだが。あくまでShameに関連したリサーチの分野で、かつ、子供がグレるかどうかというアウトカムに限った話では…
子供を「Shame」か「Guilty」基準で育てるかどうかだという
Shameはその人自身の価値・性質に対しての考え
Guiltyはその人の行動とその意思決定に対しての考え
子供が失敗した、やらかしたときに
「なんて馬鹿なの!」
と子供の全てを否定するのと(これがShame)
「(今回は)うまくいかなかったね!」
と子供のとった行動の選択や意思決定が悪かったと責めるのでは
大きな差が出るらしい。
子供が成長するには自由に失敗すること、それができる家庭であったほうがよいという論調だが
うまくいかなかったとき
子供が「どうしよう、僕はなんてダメなんだ…」
と自分をShameしていると歪んでいくが
子供が「ああ、うまくいかなかった」
と自分の行動や結果に責任・罪の意識Guiltyを感じる分には
(でも失敗経験ばかりが続くとShameになりそうだが)
根幹の自分への信頼は失わなくてすむ
自分が価値のある人間 worthyだと思えるかどうかは大事だが
多くの人はworthyかどうかの判断基準を無意識に設定してしまっており
その基準の多くは他人からの評価によって決まる
例えば自分は
「周りからの信頼を得ている」
「締め切りまでに必ず仕事をこなす」
「私絶対に失敗しない」
から価値のある人間だ
しかし、それを達成できなかったからといって自分がworthyではないとなってしまえば「Shame」への道、シェイマー(造語)への道が待っている
他人からの評価に頼らないようになればシェイマーにならずに育ってくれるだろうが
親としてどうしたらいいのか
上記のように、
親が子に接する時に「Shame」と「Guilty」の違いを認識していること
人間、特に子供はひどい選択・悪い選択をすること、必要としていることを認識する(つまりShame発言をやめる)
子供の「Shame」発言は訂正してあげる「あなたがダメなんじゃない、何がうまくいかなかったのか見直そう」
はテクニックとしてこれから変えていくことはできるが
Brown博士はさらに家庭での「Vulnerability」についても踏み込む
外での人間関係と違って子供にとって
家庭は選ぶものでもなく
何かを求めるものでもなく
ただ初めからそこにあるもの
その場所が弱さも全てさらけ出せる場所であるかどうかは
大事だよねと
父親が家に帰ってきて、子供がいる前でも「仕事がうまくいかなかったよ」と愚痴をこぼし弱さをみせていたら
子供も人間の弱さを理解し、それを家庭で見せることに抵抗がなくなるのではないか
両親が弱さをみせずに、子供が弱さを見せられるだろうか
家庭・両親のVulnerabilityに関してどこまでデータを示していたかは覚えていないので
ここらへんは多分Brown博士のExpertオピニオンかもしれないが
ジーンとくる話。だからベストセラーになるのよね。
といってもさすがに2時間だと内容うっすいので
他の本も聞いてみよう
何も知らない人に自分のやっていることを説明するとき、「Shame(恥・恥じるという役が適当だろうか)」という言葉は敬遠されがちだということも面白いストーリーを交えて紹介されている。
それゆえか、「Shame」について語るというより、人間の「Vulnerability(「もろさ」とか「弱さ」という役でいいか)」という切り口で話が進むことが多い。
子育て、リーダーシップ関連の本も出しており、ずっと気になっていた。今回手始めに、2時間程度で聞けてしまう、Parenting子育てについての本を聞いた。
オーディオもこれまでと違い、聴衆がいる状態で収録されたような内容。なので、本では絶対に登場しないような意味のない言葉を言ったり「Um」とか、笑いながら話し、感情をこめて話す場面があったりと、話に引き込むのは凄くうまい。
早口になると、ネイティブならではの音が重なって細かい単語がほぼ発音されないような喋りになってしまうのは難点だが、大事な所は注意深くしゃべるようにしているので、そこまで気にはならなかった。
ShameリサーチャーであるBrown博士の観点からは、子供が将来危ない行動をするかどうか(酒ドラッグ交友関係など)を決定づける育て方「Parenting」には2種類しかなく
…といっても、これはミスリーディングだが。あくまでShameに関連したリサーチの分野で、かつ、子供がグレるかどうかというアウトカムに限った話では…
子供を「Shame」か「Guilty」基準で育てるかどうかだという
Shameはその人自身の価値・性質に対しての考え
Guiltyはその人の行動とその意思決定に対しての考え
子供が失敗した、やらかしたときに
「なんて馬鹿なの!」
と子供の全てを否定するのと(これがShame)
「(今回は)うまくいかなかったね!」
と子供のとった行動の選択や意思決定が悪かったと責めるのでは
大きな差が出るらしい。
子供が成長するには自由に失敗すること、それができる家庭であったほうがよいという論調だが
うまくいかなかったとき
子供が「どうしよう、僕はなんてダメなんだ…」
と自分をShameしていると歪んでいくが
子供が「ああ、うまくいかなかった」
と自分の行動や結果に責任・罪の意識Guiltyを感じる分には
(でも失敗経験ばかりが続くとShameになりそうだが)
根幹の自分への信頼は失わなくてすむ
自分が価値のある人間 worthyだと思えるかどうかは大事だが
多くの人はworthyかどうかの判断基準を無意識に設定してしまっており
その基準の多くは他人からの評価によって決まる
例えば自分は
「周りからの信頼を得ている」
「締め切りまでに必ず仕事をこなす」
「私絶対に失敗しない」
から価値のある人間だ
しかし、それを達成できなかったからといって自分がworthyではないとなってしまえば「Shame」への道、シェイマー(造語)への道が待っている
他人からの評価に頼らないようになればシェイマーにならずに育ってくれるだろうが
親としてどうしたらいいのか
上記のように、
親が子に接する時に「Shame」と「Guilty」の違いを認識していること
人間、特に子供はひどい選択・悪い選択をすること、必要としていることを認識する(つまりShame発言をやめる)
子供の「Shame」発言は訂正してあげる「あなたがダメなんじゃない、何がうまくいかなかったのか見直そう」
はテクニックとしてこれから変えていくことはできるが
Brown博士はさらに家庭での「Vulnerability」についても踏み込む
外での人間関係と違って子供にとって
家庭は選ぶものでもなく
何かを求めるものでもなく
ただ初めからそこにあるもの
その場所が弱さも全てさらけ出せる場所であるかどうかは
大事だよねと
父親が家に帰ってきて、子供がいる前でも「仕事がうまくいかなかったよ」と愚痴をこぼし弱さをみせていたら
子供も人間の弱さを理解し、それを家庭で見せることに抵抗がなくなるのではないか
両親が弱さをみせずに、子供が弱さを見せられるだろうか
家庭・両親のVulnerabilityに関してどこまでデータを示していたかは覚えていないので
ここらへんは多分Brown博士のExpertオピニオンかもしれないが
ジーンとくる話。だからベストセラーになるのよね。
といってもさすがに2時間だと内容うっすいので
他の本も聞いてみよう
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