スキップしてメイン コンテンツに移動

ファカルティスカラープログラム(QIコース)も大詰め

ボスが開催している6ヶ月に渡るQI・Patient Safetyのコースも、6月にあるプロジェクト結果の発表会で終了となる。

そもそも6月に発表会があってポスターを用意しなければいけないというのを、5月頭にあった最終セッションの直前にメールで知らされるまで全く認知していなかった。

このコースに対する最大の不満は、そのスケジュールや告知の遅さと乏しさ。

オンラインで大学院に通っていると、どれだけメールやウェブでコミュニケーションを保つのかが、学習環境を整えるのには重要なのだと理解するのだが、そこが全くできていない。

ボス自身が多忙な上に、このコース専属の事務系アシスタントがいないため、ボスが一人でやりくりしていることが大きな原因だと思われる。

院内せん妄予防のQI委員会に首を突っ込み、電カルにいくつか有益な機能を付帯することで、せん妄リスクの人やせん妄の人にベンゾやら睡眠薬やら盛りたくなる誘惑を断とうとする試みは、院内の認可を得る過程で数々の抵抗にあい、未だ詳細を詰めている最中(かれこれ5ヶ月経っている!)。

このコースに使うために4ヶ月で電カルの変更と、データ収集リクエストを完了させようとしていたのが全くもって無理な話だった。

まさかのデータ収集すらも、病院のデータ解析部から、「数ヶ月待ち」の状態を宣告され、3ヶ月待ってから問い合わせても、状態に変化がないと通達があった。

せん妄予防委員会の重要性が病院から十分に認知されていないことが大きく足を引っ張ってしまっているようだ

この委員会のリーダーは、研究助成費を引っ張って来て、イノベーティブなことをやっているだけに本当にもったいない、

データ収集だけでもあと2−3ヶ月以内に始められれば、委員会にとっても大きな貢献・成功であるので

自分のフェローシップディレクターに相談(ごねて)して、総合内科長から科内のデータアシスタントに相談する許可をとった。

とりあえず今回のコースに関しては、せん妄委員会がやって来たいい仕事を医師に教育し、せん妄高リスクであるHip fracture患者のデータをまさかの自分でカルテレビューしながら後ろ向きと前向きに収集して、変化があるかどうかを見た。

変化など期待していなかったが、有益な情報はいくつかあった。

今年の冬にはより規模の大きい院外のQIコースに参加させてもらえるので、それまでにはデータ収集を開始しなければ話にならない。

全くもってQIは時間がかかる(病院のリーダー達が率先していれば全く別だが)

コメント

このブログの人気の投稿

同僚がよくお世話になっているCureusというオープンアクセス・ジャーナル

Cureusに毎月のように同僚がケースレポートを出している件 「俺、この数か月で7つケースレポート出版した」 という信じられない言葉を耳にした時も「いや無理でしょ」と思ったが 同期の(主に外国人医師)同僚に頼まれ、とりあえず「レビューアー」だけやってみることに。 サイトからアカウントを作って、すぐに登録は無料で簡単♪ (注:宣伝ではありません) どうやら、論文執筆するか、レビューするかでポイントがたまるらしい。 インパクトファクターはないからとりあえず 戦闘力 みたいなものをつけてるのかしら? 一番、驚きなのは同期の人曰く、論文を提出した人がレビューアーを3人くらいまで「 指定 」できること。 普通レビューアーを編集者に「提案」することはあっても、「指定」はできない。  そして、さらに3-4人ほど、編集者から関係ないレビューアーへ依頼が行くらしい。 (自分がファースト・オーサーで使うことはよほどのことがないと使わなそうなので、ほんとかどうかは知らないし、同僚のためにも調べないことにした) でも、6-7人がレビューするうち、 約半分はフレンドリーなコメントが来る ってことだと想像している🙊 早速、2件ほどケースレポートのレビューを丁寧にしたが 1つは、30か所以上コメントする始末。突っ込みどころ満載。この人からはレビューアー評価★5もらえたが。 1つは、15か所ほど指摘。 どちらも症例自体はよいんだけれど、こんなの世に出してる場合じゃない。さすがに、これからはレビューアーとしては敬遠されるかな。 最近初めてCureusで症例報告を出版した同僚が言っていた 「 2-3日で審査が終わって、指摘されたところをアップデートしたらアクセプト、そのままオンラインで出版された 」  え?6-7人の審査がそんなに早く終わったの? と聞いたところ 全くコメントせずに提出するレビューアーも中にはいるらしい😱 なるほど、確かにレビューもとても簡単で、オンラインで直接文章にメモとして書き込めるようになっており、「SUBMIT」を押して、最後の総括コメントいれて終わり だから、そういう人が出てくるのも致し方ないか? だからそんな多くのレビューアーにお願いするのだろうと想像している ...

KY(ケンタッキー)州ドライバーズライセンス(運転免許)を取得

さてさてどっぷり5月病にはまってしまい、日記を書くこともおざなりになってしまっている今日この頃 最近ケンタッキー州の運転免許を取得したので記録 NY州で取得した免許をWI州に移すときは書類提出だけで済んだと記憶しているが KY州はビザ持ちの場合、書類、筆記試験、路上試験と一からやり直さなくては免許が取れない。つまり、免許の移行というものができないらしい。 6月まで使っていた臨床トレーニング用Jビザは、一年ごとの更新のため、運転免許証もビザの期限に合わせて期限が1年になっているのがつらいところ。 7月に引っ越してすぐにWI州の免許が期限切れで使えなくなってしまうのだ   そのため6月に日本に一時帰国した際に、地元の運転免許センターで国際免許証を取得しておいた 期限は一年間で、これでケンタッキー州の運転免許をとるまで1年間の猶予が与えられることになる 元J2の妻は、NYにいたときに就労許可証を取得していた経緯があったので(結局働くことはなかったが)、ソーシャルセキュリティナンバーを持っており あとは、仕事の契約書か給与明細と、電気やガス代などのUtility関係の請求書さえあれば申請可能な状態だった   ガスかなにかの請求書に妻と自分の名前を併記してもらうようにお願いし まつこと、、、 2か月、ようやく請求書が手元に届き   市の運転免許センターらしきところへ 受付窓口に並んでいると、アメリカ国民でなければ違う窓口でまずは書類審査をうけろと言われた(入口入ってすぐにあるドアから入る) 同じ建物内の、違うドアから入り、狭い待合室で待たされたのち なにか書類を持たされ、通常の受付へと通された そのあとはしばらく待った後に、筆記試験を受けてその日は終了 筆記試験は、一問解くごとに正解不正解が分かるようになっており、親切だったが 当日の朝に、ネットで練習問題を一度見ただけの知識では結構難しい問題も普通にあった 僕らは国際免許証を持っていたためかLearner Permitというものはもらえなかった 帰り際に路上試験の予約をしようとしたが、次の週までの予約しかとっておらず 後日電話にて予約をとった(なかなか電話にでてくれず苦労した) ジョークのような ...

診療・医療コミュニケーションのAIDET(エイデット)モデルとは?

診療・医療コミュニケーション の AIDET TM (エイデット)モデルとは? AIDETに出会った背景 アメリカの病院で働いていると大抵毎年何らかのオンライン「トレーニング・モジュール」をやらされる。 感染対策のモジュール、行動規範のモジュール、など医療機関で働く時に最低限必要な知識のアップデートをするためだ。 今の大学病院は、チームワークやコミュニケーションといった多職種連携(Interdisciplinary Care)を重視しており、それがトレーニング・モジュールにも反映されている。 病院のMission・Vision・Valueについてもちゃんと伝えてくれるのはありがたい。 病院が求めているものを理解して皆が実践することは大事だから。 モジュールには、コミュニケーションのTIPSがいくつか紹介されており 「この内容を職員全体に義務として学ばせているのか!」 と、関心したので記録する AIDET TM モデル A Acknowledge (認識する) 名前を呼んであいさつ、アイコンタクト。部屋にいる家族や友人へも同様に対応。 I Introduce (自己紹介する) 名前、所属、役割を説明し自己紹介する D Duration (期間) 検査、医師が来る時間、次のステップなど時間の目安を説明 E Explanation (説明) ステップバイステップでプランを説明。質問に答える。どうコンタクトとれるか説明(ナースコールを押して読んでね、など) T Thank you (感謝する) 患者、家族に感謝を述べる。診察や検査に協力的なこと、情報を与えてくれたことなど感謝できるポイントは大体ある。 AIDETの利点 患者家族の満足度が改善する 患者・スタッフ含め不安が減り、診療コンプアイアンスが上がり、よいアウトカムにつながる 患者家族との関係が築ける 医師を含めた医療スタッフの共感・感謝を伝える方法を確立できる 参照元  https://www.studergroup.c...