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10月, 2017の投稿を表示しています

歯医者で子供の成長を垣間見た

3歳になった子供を半年ごとの歯医者のチェックアップに連れて行った 米国では内科、小児科、産婦人科、歯科の予防医療・ルーティンの健康診断は保険でほぼすべてカバーされることが多いのだが、時期がきたら自分で予約して受診しなくてはいけない 最近ではメール、テキスト、電カルの自分のマイチャートもしくは直接電話で、そろそろ健診ですよーと連絡してくれるところもあるので便利だが、最終的に予約して受診するかは自己責任となる 自分は歯医者嫌いなので、妻がここら辺しっかりしているのはとても助かる 半年前は、ぎゃーぎゃー赤ん坊のように泣き暴れていた我が子 今回もまぁ同じだろうと思っていたら すごい泣き顔で先生と歯科助手に何かを訴えながらも おとなしく歯を見せていた 学校でも辛い思いをしながら頑張っているのが こうやってほかの状況でも生かされているのだろう

厳しい日々を乗り越えた先に何があるのか?

勤務中にプログラムディレクターとばったりあったが 彼も相当疲れているように見えた 自分の精神状態を彼にただ反映させただけなのかもしれないが 4つくらいディレクター職をやっている人なので苦労は半端ではないはずだ 彼が恐らく最も長くやっているディレクター業は 医学校4年生向けのクリニカルクラークシップのディレクター よって彼に学生からありとあらゆる依頼が来る様子 「あそこの研修プログラムに行きたいから連絡してくれ」 「リサーチローテしたいから誰か紹介してくれ」などなど。 その上に最近では医学教育に興味のある総合内科・ホスピタリストを集めたグループを作って グループでプロジェクトを進めていくという企画も始動・指導しており (新しい総合内科部長がグループメンタリングを採用して以降、QIグループ、医学教育グループと、グループアプローチがトレンドになっている) 一体どこにそんな時間があるのか… フェローももちろんそのグループに入るよう勧誘されたが 自分はプロジェクトに人を役割や能力を熟考せずにいれて痛い目を見たことがトラウマとなり(相手が上の立場だと足を引っ張られたり、権利だけを主張される)、このアプローチにかなり抵抗があるので悩む (すでに成功しているタレント集団であれば入るが、どんな人が集まるかわからない=リスクが高いという思考が働く) 就活も長期戦の様相になってきており 多くの大学病院から興味を持ってもらえることはありがたいが ビザの条件のところでつまづくという一連の流れの繰り返し ただ目の前にある機会を生かすことだけに集中して明らかにオーバーワークなディレクターをみると 諦めて自分もできることをやり続けるほかないなと思う次第であった

学校でのハロウィンイベントで事故った話

子供の学校のハロウィンデー 仮装をしてきてくださいということなので ファインディング・ニモに出てくる、子供の大好きな 「ドリー」 の被り物を着せて行った 教室の中を覗くと 誰一人被り物系を着ている子がいなかった 皆お姫様系の仮装… ドンマイ、わが子よ 僕らは子供を先生に渡すと 静かにそして速やかに立ち去った そもそも長時間被り物を着ること自体嫌がるので すぐ脱いでいるだろうと思っていたが 案の定、迎えに行った時には脱いでいた

ウィスコンシン州ドアカウンティの紅葉

紅葉がきれいだということで ドアカウンティまでドライブ ミルウォーキーから約3時間 ドアカウンティに入ると きれいな紅葉を両脇に見ながら走れる所もあり あとは湖が見える州立公園で写真を撮った ワイナリーでワイン、グラス、そしてなぜか帽子を購入 そこでのんびり働いていた初老のおばあちゃんは ミルウォーキーで生まれ育ち 近年退職してドアカウンティに移住したらしい こんな老後の過ごし方も確かにありだろう 帰路に就いた2日目は大雨で葉が結構散っていたので ギリギリ満開の紅葉が見れて良かった

心電図講義の後日談

4年生向け心電図講義をした後に、同僚が不整脈の講義をやっていたので 丸かぶりしていないか心配していた たまたま勤務が一緒になったので聞いてみたところ 「君の講義でしっかり仕込まれていたから、学生たち何でも答えてたよ」 と言われた。 じ、実は、不整脈に関してはメカニズムや治療についても触れていたんです というのもバツが悪く 「いやー自分のは心電図中心だったけど、よくできる学生だったよね」 ということで納得してもらった。 実際アメリカの医学生は勤勉で優秀な人も多いので 自分の講義の影響などあまり関係ないだろう しかし彼がどんな内容をしゃべったのか検討もつかないが 絶対にかぶっていただろう

電話面接パート3

とある大学病院のホスピタリスト科の科長さんから 電話しようと提案あり電話したところ 話をした後、最後に質問はあるか?と聞かれたので メールに明記しておいた ビザの状況について話したところ 前例はあってもここ最近はずっとビザをサポートしていないから難しい と180度方向転換して突然の断り 事務の人にもあれだけビザのことを伝えておいてほしいと頼んで 実際自分の最初のメールを転送してもらったにもかかわらず 短いメールすらちゃんと読んでなかったのがバレバレ こういうことが決して起こらないように あえて不利になるビザの情報を明記しているのにだ 今の大学病院で進めているQIのプロジェクトも まともに要求されているデータを引き出す能力のある人がいなさすぎて 話が堂々巡り。同じ議論を何ヶ月続ければいいのだ? さすがに萎えた

医学校4年生向け心電図レクチャー

去年4年生に心電図レクチャーしてからと言うものの ずっと4年生向けのレクチャーのお声がかからなかったものだから てっきり評価が低く見捨てられたのだろうと思っていた。 ペーパー上での評価は平均以上だったはずだがその程度では御呼びでないのだろうと。 先月、最近レクチャーのお誘いが来なくなってるとプログラムディレクターに言ったところ、どうも事務の人に忘れ去られていただけのようだった。 1年ぶりの心電図レクチャー しかも前回は大学院も通い始めたばかりだった 今では効果的なレクチャーを計画し、準備し、実行するための知識がある そうだ、絶対前回より良くなるはずだ! と、圧倒的な自信と大学院の課題が進まないという悲壮感と共に 今まで蓄積したツールを使いながら準備してみた。 去年も結構頑張って準備したと思ったが 今回の方がはるかに時間がかかった 間違ったことを教えないようにテキストを確認したのもあって 60分の講義の準備に10時間くらいはかかっただろうか? (日曜午前と月曜午前を丸々使った) まずは、レッスンプランをワードの表を埋めていく形で 達成可能な目的(Learning objectives)を書き カバーするトピックを書き出しBlueprint(青写真)を作っておき それらを3つのテーマ、セクションにわけ1セッション15分くらいに設定し 3セッションで始めのイントロ部分、セクション間の休憩、クロージャーの部分を含め60分にする 使いたいテクニックや方法、テクノロジーを考えてメモ 大学院外では初めての実践であったので ここで思ったより時間がかかったが これは効果抜群だった 実際のスライド作りに入った時に 適当に作るのではなく レッスンプランに沿って粛々と作るだけになるので 忘れたら次なにをするかすぐに確認できるし 成人学習理論やらを適応したスライド作りに集中できた 当日、お腹の調子が悪くご飯もろくに食べずに臨んだので 声の張りもなく、カミカミな部分も多くなったが 明らかに生徒たちの食いつきが良かった レベルも丁度良いと良いフィードバックももらえた 改善点は、心電図をプロジェクターに映すだけでなく 生徒たちのタブレットやパソコンで見れるようにしてほしいと あ

秋学期で初めてやらかした話

先週1週間比較的楽なスケジュールだった だから油断していたのもある😞 なんか日中異様にだるく眠いと思っていたら 翌日から頭痛が始まり 「あぁそういうことか」 自己分析では雨で気圧が低い時に 滅多にならない頭痛になることがあり そういえば調子が悪い時と天気が崩れたタイミングが同じだった 初めの日は異様な眠気がメインだったので 午後、机で取りたくもない仮眠をとっていたら 子供のプレスクールからの電話で起こされ 「XXちゃん、まだいますけど、大丈夫かしら?」 と眠い頭で状況もわからず聞いていたので 「ぁ…(Uh...)」 とつい声をこぼしてしまった。 言い訳も言うまでもなく、すっぽかした感じが十分伝わっただろう すぐに迎えに行き先生には平謝りしておいた とてもバツが悪い そんなこんなで丸2日無駄になり 大学院の課題も遅れをとってしまった

電話面接の結果…

まず一つ目の電話。 メールで招待が送られてきたとき、自動的に時差補正がされていたらしく、まさか1時間早く電話しまう 気を取り直して1時間後に再度電話 その病院の内科プログラムディレクターと話しをする場だったが 自分がやりたいことなども含めサポーティブだった もちろんやる気だけあって実力を伴わないパターンだろうが まずは刷り込む。それがとても大事なのだ このステップを経ておくことで 後で自分が何かをやろうとして説得に行ったとき このプログラムディレクターはYESという確率が上がる こうやって今学んでいることを即実践できるのは嬉しい そして次の電話。 事務方の責任者とだったので、怪しいなぁと思っていたがやはりそう。 向こうがアカデミックなことを続けたいという 志望動機書の強い意志表示をみて 果たして自分がそこにいってやりたいことができるかが心配だったらしい。 アイビーリーグの大学病院でありながら ウェイバーも申請可能だというからおかしいと思ったのだ そこのホスピタリストは月ー金勤務で 研修医や学生と働くこともめったになく 忙しい中、大学での講義などをやっていかないかぎり 大学からのランクももらえない 肝心の雇う側も ホスピタリストには純粋に臨床業務をやることを望んでおり QIも研究もやっている人はほとんどいないらしい これが月ー金勤務でなくて7日オンオフだったら アイビーリーグの誘惑から、その条件でもよかったが そのオプションもないとのことだった せめて授業料のサポートは? 大学のリソースは使えるのか? 聞いてみたが雇用条件・ベネフィットもすべて違うようだった お互いやっぱり合わないかもね、という意見で一致し 今後もお互い職・職員が見つけられないときは また連絡を取り続けましょう という感じで終わった。 有名大学病院本院でもウェイバーができるというのはよいことではあるが 必ずしもやりたいことができるとは限らないらしい

電話予備面接…職探しにおける交渉はどうしたらいいのか

東海岸の大学と大学関連病院の2箇所からビザを考慮した上で興味を持ってもらい 明日面接とは関係なく電話で話すことになっているが 1箇所は自分がやりたいことが出来るかどうか、何が出来るかの相談 もう1箇所は、事務の人との事前面談(ビザのことやら聞きたいのだろう、これはあまり期待しない方が良い) 自分としては病院に行って雰囲気を見て、科内のリーダー達と話し合うまでは そもそもそこに行きたいかも分からないので 果たして何を聞けばいいのか悩みどころ。 ここでうまくやれば、有利な条件を引き出せるのかもしれないが 電話面談の時点でいつものように(給料以外のことを)根掘り葉掘り聞いて 果たして利益はあるのだろうか? そして自分のビジネスピッチは散々やってきたので 「なにをやっているか」や「なにをやりたいか」については だいたい対応できるだろう という態度なので、明日の電話面談はモチベーションもなければ準備もしていない。 最低限、ネガティブな方向に話がいかないことを願う…😭 最近になって、これまで反応のなかったイリノイの大学やマンハッタンの大学から連絡があったり、どうも来年採用者のためのリクルートの時期になってきたかららしい。 難しいのは、今進んでいる面接でウェイバー付きでオファーが出た場合、相当悩ましい状況になる。 オファーをすぐに受け入れず、他の大学からのオファーが来なかった場合、最悪ウェイバーを一年遅らせるか破談になる可能性あり。 ウェイバー優先でオファーを取れば、O1で一流大学で働いた方が良かったのではないかという心配をしばらく抱えることになる(ウェイバーで3年経てばビザから解放されて自分の市場価値が上がるのは確実だが、在米期間がそのぶん長くなる可能性が高い)。 フェローシップの時はビザのせいで悩むことすら許されなかったので そうなったらなったでだいぶ贅沢な話なのだが

1年目フェローの憂鬱

3ヶ月毎にあるフェローシップ委員会ミーティングがあった 今回から1年目フェローと2年目である自分の二人で出席 基本はリサーチやプロジェクトのアイデア、進行状況、疑問や問題点について 関わっているメンターと科長、課長、フェローシップディレクター達が一堂に集まり、話し合う場である まず一年目フェロー(ジョー)が取り組んでいる1つのリサーチと、興味がある3つのQIのトピックについて発表 それらのQI(Quality Improvement)のアイデアは、全てカリキュラムを作って教育を改善するものであり、 やるとしたらQI(基本的に臨床業務・プロセス・患者アウトカムを扱う)ではなく教育研究の範疇に入るものであったが 教育にここまで興味があるんだなぁ、と感心して聞いていたところ 「それはQIではないから、QIのプロジェクトを見つけないとね」 「あんまりプロジェクト色々やると一つも終わらないんじゃないか」 課長からまさかのダメ出し 彼は病院全体のQIのリーダーシップポジションにもいるため 当然の発言ではあるが 彼にしては結構言い方がストレートだったので ちょっと驚き 後でフェローのオフィスに戻ってジョーに聞いてみたら またQIのネタを一から探さないといけないとため息混じりだった そしてフェローシップに対する不満を色々共有してくれた 一番の不満はやはり大学院授業料の税金をフェローが払っていることのようだ フェローの給料はレジデントの時とあまり変わらないのに そこから平均で毎月500ドル手取りが減らされているのだ つまりレジデントの時より生活が苦しいのである これを採用前後にも全く知らされず 大学院開始後の給料明細を見て初めて 自分の生活が苦しくなるという事実を 気づかされるという恐怖 去年自分も相当嫌な思いと苦労をしたので 事務方のトップとファインナンス部門に問い合わせたが そういうルールなので間違いではないと確認して フェローシップディレクターに 遅くとも面接の時点で全ての候補者に説明しないとフェアじゃない と訴えておいた。 その時

大学病院でナースプラクティショナーが大活躍

ホスピタリスト課では、(ここでは)APPと呼ばれる人達が増えている。 APPはナースプラクティショナーとフィジシャンアシスタントのことを指している 他の病院ではAPNだとか違う呼び方があるようで、どれが正しいのか知らないが ついに今年度(七月が年度の始め)から夜勤専属APPが採用になり 夜勤中にもぼちぼち見かけるようになった。 ホスピタリスト課に限らずAPPはICU含めどの科にもいて 大体医師とペアで働いている しかし、夜勤専属APPの場合、医師は周りにいても基本的に個人プレイ APPから質問がない限り全く何をしているかわからない ここのがんセンターでは以前からAPPが夜勤を任されていると聞いているが たぶん(知らないけど)、そこまで忙しい勤務ではないと思われる 果たして、夜勤専属APPというシステムが うまく機能するのかは(特に患者への安全面とAPPのドロップアウトが起こるか) 今後の経過を見ればわかるだろう 病院が、人件費が安くどんどん数が増えているAPPをどんどん使って行く方向性はもはや止めようもない流れなのだろうが APPの質をどのように担保していくつもりなのか 対策が練られていないような気がするのは 単に自分がAPPに対して無知であるからだと信じたい

J1という烙印

風邪をひいてしまい非生産的な1週間を過ごしてしまった😰 20代の頃は、風邪なんて1日休養すれば結構良くなったのに 今では体のだるさが相当尾を引いてしまう Oビザでの就職活動を開始し、求人が出ているところを中心にメールでコンタクトしたが 履歴書に「Jビザ」という文字が書いてあるだけという理由で 事務の人から「うちはJビザをサポートしません」 という連絡が数件きた。 しかも、メールの本文に、「Oビザで雇ってほしいのですが、ぜひ検討ください」 と明記しているにもかかわらず。 大きな大学病院にしか連絡していないが それでもホスピタリスト科でOビザに慣れているところが少ないのだ。 今通っている大学院と同じ大学の科のトップの人が興味を持ってくれて Oビザで雇えるか大学のビザの部署に問い合わせてくれたが Oビザの問い合わせをしているにも関わらず 「Jビザだからだめだ」 と返答があった。 どうも、Jビザ=ウェイバーが必要、という間違った固定観念があるようだ。 しかも多くの場合、事務方の判断ではじかれてしまうのが辛い。履歴書と志望動機署をトップの人が読んでくれるとおおむね好意的なのだが、事務がかかわったとたん話が終わる。 Jビザは悪でしかないようだ。 あとは大学によっては大学独自の厳しいOビザの基準を設けているところもあり それではじかれる場合もあり 逆にOビザに慣れていそうなところは、すんなり話を通してくれる。 ハーバード関連病院は「日勤は埋まったけど夜勤なら考慮しますよ」とあっさり ニュージャージーにある大学も「ウェイバーでないならありますよ」 東海岸が単にビザになれているからなのか? 職探しはもうしばらくかかりそうだ。

バレエ教室初体験

子供むけバレエ秋期講習に子供連れで参加した 服はなんでもいいという指示だったので 子供も自分たちも私服でいったところ ほかの子供たちは全員(といっても4人しか参加してなかったが) バレエのひらひらのスカートのついたレオタードを着ているではないか😱💨 しかもマミーアンドミーというだけあって お母さんしか来てない 空気的にステージには上がりにくかったので 観客席で見学することにした 子供もお母さんも一緒に練習するのだが 子供の踊りのセンスがどうこうよりも 妻の踊りのほうが 気になって仕方なかった💬

夜勤がさらに激務に…やめる人続出か

10月に入って夜勤の勤務体制に変化があった 「ナイトフロート」と呼ばれる内科レジデントの夜勤ローテが消滅 その夜勤レジデントが取っていた新入院4人を誰がやるのか? しわ寄せはもちろんホスピタリスト科にくる 新規入院担当の夜勤は一番楽なのだが ほかの夜勤に比べて相対的に楽なだけで すでに十分入院を取らされているので 余計に来る4件の入院は、ほかの(もっと仕事が大変な)夜勤者で分け合うことになる この4か月くらい、どうしたら負担を緩和できるのか 臨床業務の責任者(ディレクター)だけが 勝手に決めてきたのだが もちろん何もアクションは取られず さらにひどいことに 観察病棟(Observation Unit)と呼ばれる一泊観察入院病棟に 24時間体制でナースプラクティショナーを勤務させていたのを 人手不足からか、10月以降 時々夜勤帯に空きがでるのを容認する状況にしてしまったらしい (観察病棟もホスピタリスト科の管轄) 観察病棟だけで毎晩4-10人程度の入院が入るので 計8人から14人程度、入院の負担が増えることになっていた 早速、夜勤のナースプラクティショナーがいない勤務に入る機会があったのだが、 夕方6時の勤務開始から次の朝7時まで 一分・一回たりとも一息つく時間なく働き続けた たった一人で100人以上の病棟患者のカバーをしながら 7人入院を取らされたんだが… 入院振り分け担当からは 4人取った後はさすがに断ってよいといわれたが 入院が必要と判断された人が4-5時間病棟で 診察されることなく朝を待つなど (まぁ入院の閾値も低いので大丈夫なのだが) 許されることではない😡 ということで朝まで入院を取り続けた 朝7時を過ぎても誰も帰れておらず 皆やつれて仕事を終わらせようとしていたところ この無茶苦茶な勤務体制を決定した張本人である ディレクターの一人が出勤してきて へらへらしながら 「大変だったねー。新しい夜勤者も今後入ってくるから大丈夫だよー。」 などど、解決につながらないことを言っていた (夜勤の体制自体を改変しないと意味がない) 体への負担が半端ではないし ここで3年働いている同僚は 「この3年で一番辛か

大学院6週目:態度(Attitude)に関する理論

早くも秋学期も6週目。1学期3ヶ月ほどなのでまだ半分も終わっていないが、大量の態度に関する理論について学んだ。過去学んでこなかったSocial Psychologyの分野なので、新しく入ってくる情報量だけで言えば過去のコースに比べてもかなり多い。 しかも、実社会で起こる心理学的現象をどう理解・説明するかの理論が相当多いので、実用性が見出しにくい理論も多い。 例えば、 何かしらのタスクに対して、生徒にReward(ご褒美・報酬)を上げると、それがある間はパフォーマンスが上がるが、褒美をなくすと下がってしまう。 子供が好きでやっていることに対して褒美を渡していると、それをやることが好きでなくなってしまう。報酬のためにタスクをやっているという感覚が、純粋で好きにやることを妨げる。 2つの仕事・タスクがあって、一つが他方よりも相当つまらない仕事だったとする。つまらない仕事に割り当てられた人には、何の報酬も与えず、いい方の仕事に割り当てられた人に報酬を与えたとする。 いい方の仕事+報酬の人の方が仕事に対する評価(この物事に対する評価を学問的には態度と定義する)が高いと思いきや、実は逆になる。 報酬をもらわない人の方が、何のために仕事をやっているかの意義を見出す心理学的な力(ギャップを埋めるような作用)が働くので、つまらない仕事でも仕事への評価が高くなる。 例として、大学のクラブで新入生に恥ずかしい芸や大変なことをさせる文化が紹介されていた。これをするとその後団結力が上がったり、クラブ活動への態度が上がるという効果がある。「こんなことをするために入ったんじゃない」と思い続けるのは心理的に無理があるので、「これのために頑張ったんだ」というふうに脳は考えギャップを埋めようとする。 選択肢がいろいろあって、一つを選んだ時に、後で変更がきかない(例えば職探しなどはそうだろう)場合、後々選んだ仕事への評価が高くなる。自分のとった選択を正当化する作用がある。逆に、変更が許される場合、評価はより客観的に悪いところも等しく評価するようになるためか、評価は低くなる。 これらの理論は、自分の状況に置き換えても納得できる部分も多い(仕事に対する不満は過去の日記に散々書いている)。嫌な仕事に見合う報酬や変更の選択肢がないと、自然と自分の態度を変えることで埋めようとする