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大学院 回帰分析コースと教授のラボの勉強会

ケンタッキーでは病棟の患者もスタッフも皆鼻づまりに苦しむ時期のようですが、いかがお過ごしでしょうか

ひどい風邪をひいて副鼻腔をやられてしまっているロイピーですが、今週は一緒に回診するケースマネージャーも薬剤師も鼻水が止まらず、よほど不健康なチームだと思われたことでしょう

ケースマネージャー曰く、花粉かなにかが飛びまくる時期のようです。ケンタッキーならではだと言っていました。患者も異様な確率で鼻づまりを訴えますが、半分は鼻カヌラの酸素で鼻が詰まっているだけなので、判別するのは難しいのです

薬剤師は普通に体調悪そうで、最後のほうは目もやられていました。一番のおきにの薬剤師さんなので、何も気になりませんでしたが(ただのバカ)

 大学院の秋学期が始まってしまったので、忙しい病棟業務の週も勉強と課題を勧めなければいけません

午後抜け出して講義に出るのはさすがにストレスになりますが、これからずっと続くので何とかなれないといけません

講義の時間までにすべてを終わらせるため、朝から回診、オーダー、コンサルトを済ませ、大急ぎで患者の退院処理を終わらせたところ、1時40分。この時点で昼のカンファはでれず。2時開始なので、間に合うかと思いきや、着いたのは2時10分。まさか病院から教育学部までの移動にそこまで時間がかかるとは

教授のラボの勉強会みたいなコースをとっているためだが

めちゃグダグダ。今年は統計ソフトのRを使えるようになるというテーマらしいが

教授はRを使ったことないらしく、卒業間近でRをメインに使っている生徒が主導でRの使い方を教わっているが

めちゃめちゃ効率が悪い

最初の回は、70分くらいかけて、各種パッケージをインストールしただけ

そんなの事前課題としてやりかたの指示書くれればやってきたのに!

2回目は、教授が日本の学会に呼ばれて出張しており、不在。70分くらいかけて、超単純なコマンドについて触れただけ!

まだ簡単な解析すら至っていないという…金と時間を返せ

Datacampというサイトを勉強用に使うかどうかについて話しあったが

クオリティは超高いらしいが、そう遠くない過去にCEOから女性インストラクターへのセクハラ が長期間対策されず放置されたとして、発覚後大問題に。ボイコット運動に発展し、統計コミュニティからの追放が叫ばれているらしい

その騒動が収まったのかどうか、とても微妙なため、教授のラボが正式に教材として扱うかどうか、生徒の判断にゆだねたいということだった

 教材として使うとなると、その卑劣極まりない会社にお金を落とすことになるので、それでもいいのかと

自分はなんでもいいから「わかりやすくレベルの高い教材」を欲しているため、正直背に腹は代えられないのだが

無記名の多数決で決めよう的な話になった。これは多数決ではなく、全員一致か否かでもいいような気がするが、まぁ多数決の方が自分には都合はよかった

 と、とても非効率的な学習をしているわけです

 てか教材として使うことを否決されたら、自分で月額料金払って勉強しよう

PhDの1年生なんて、右も左も分からないので、プライドもくそもあったものではありません

はやく一人前になりたいのです

もう一つの回帰分析のコースは、幸いオンライン

やはり仕事の休憩中でも、ベッドで寝る前でも、少しずつできるので

病棟勤務の週でも1コースなら何とかついていけそうです

といっても、回帰分析はまだまだ基本の解析法なので理解しやすいというのも助かっています

やはりただ解析のやり方だけ学んでやっているのと(今まで)

その奥にある、「なぜその計算式、方法にたどり着くのか」という理論を知るのとでは(今回)

ちゃんと間違いを犯さずに解析するには差がでそうです

というより、シンシナティの時にとった初級の統計のコース、凄く分かりにくかったんやな…

今回は中級に分類される統計コースだが、さすが教育学部の教育心理学、カウンセリング部の先生なのか

自分のような単細胞にも簡単にわかってしまうくらいに

硬いごはんを、ふやふやになるまで咀嚼して、こっちはかむ必要もなくただ飲めるようにして

説明してくれるので(なのでちょっと早く勧めてほしいところもあるが)

目からうろこを落としながら学んでいます

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