ようやくこぎつけた大学病院の面接
自分も先方もツッコミどころ満載だったので記録する
前日入りしたものの、空港に着くまで航空チケットの確認番号も当日の予定も全く知らないまま運転していたので、「本当に面接あるのか?」と半信半疑
それでも無事にホテルまでたどり着いて、すぐにリクルート担当の先生夫婦と夕食
面接前の夕食会なんてレジデンシーの面接以来
絶対撃沈するかと思いきや、楽しい時間を過ごせた
(相手がどう思ったかは知らないが)
その後その大学病院で働く友人とお茶をして
夜の11時くらいから、翌日のプレゼンのための準備の仕上げ
あまりに眠すぎて結局2時間仮眠をとったが、そのあとは完徹
プレゼンの準備>面接の出来
を優先したのには理由があるが今は秘密にしておこう
朝からボロボロの状態で
事務の人と朝食を食べる(これも一応面接)
保険の内容などのベネフィットを尋ねるも歯切れの悪い答えが返ってくる
給料も聞くつもりだったが、あまり追い詰めると朝から微妙な空気になるからやめた
あと、朝食を面接の日程に入れる必要が全くない
その後は30分刻みで怒涛の面接ラッシュ
午前中に3人と面接して、そのどれも好感の持てる人と内容
こういう流れになるとここに来たいという気持ちが高まる
(そしてプログラム側はそのような雰囲気を作る)
お昼も先生と一緒に食事をして
その後、自分の選んだトピックについてプレゼン
2つの項目に絞っていたが、2つ目の途中で頭がフリーズ・故障しだした
疲れすぎてフリーズすると、何も考えずに反射のみで喋り続けるので
英語の文法と構音がガラガラと崩れていく
参加してくれた先生たちの反応は良かったが
レクチャーはなぜか録音されていたので
テープ上での評価が好意的になるかどうかはわからない
(というかどうでもいい)
そして午後からの面接が5人。
脳内フリーズは最後まで悪化し続けた
(空港に着いた時はフラフラだった)
結局、世話係の事務の人と前夜に食事した先生を抜いて計10人と話したわけだが
だいたい「何してるの?」「どんな研究してるの?」「ここにきて何をやりたいの?」「質問ある?」しか聞かれないので、さすがに6人目あたりから何回同じこと言わせるんだ?とうんざりした
午後の面接者の中には、おそらく採用の決定を下すであろうお偉いさんが二人入っていたが
この日最もうまくいかなかった・そして不快だった面接がその二人だった
もう燃え尽きた状態で話していたため、何言われても基本興味が湧かず
こちらが話す内容も考えずに言っているのでまとまりが悪い
一人のお偉いさんは、自分のいうことをネチネチネチネチ追求してきた
「将来どんな研究がしたいの?」に対して、大まかなアイデアだけ伝えたところ、「アウトカムがよく見えてこないな」を10回くらいリピートされ、いやいや今やってる研究が終わらないと具体的な話はできませんよ、と釘を刺したにもかかわらず、しつこく聞かれた。年配の先生だったのでちょっと心配。
お互いにデメリットしかなかっただろう
そして最後の面接が、もう一人のお偉いさん
なぜか全ての荷物を持って玄関近くのスペースにあるコーヒーショップのカウンターへ
「だいたいここで面接するのよ、コーヒーを買ってもらってね」だそうだ。
職員も一般人も入り乱れる、うるさいロビーで面接?
正直疲れが全ての感情を奪っていたので、あまり落胆することもなかったが
自分の常識の範囲にはない扱いをされたことは
先方の評価を大いに下げることにつながった
そのお偉いさんはクッキーを食べながら、早口で質問をまくしたて
「ティーチングは?英語は?」
ん?英語は?どういう意味でですか?と真面目に聞いたら
「ティーチングの英語は大丈夫なの?」
果たしてどこまで本気で聞いているのか?どちらにせよ人間関係を短時間で築くのが不可能な人なのは十分わかったので、今大学でしょっちゅう学生を教えてますから大丈夫ですよ、と流しておいた
「将来何がしたいの?」
A.教育と教育のリサーチ
不正解だったようで沈黙が流れたので
A.教育のリーダーシップ
も付け加えたところ
「卒前?卒後教育?」
A.ウーーーーン、チャンスがあればどっちでもいいんだけど、「卒後」と答えたら
これも不正解
「卒前に関わる人が増えるようにプッシュしてるんだよねー」だそうだ
ここまで適当に扱われると、このお偉いさんだけでなく、このプログラムへの興味までもが一気に薄れてしまった
お偉いさん以外は悪くはなかっただけに何とも後味の悪い終わり方だった
しかし、重要な任務ープレゼンーは達成されたのでこれで良いのである
めでたしめでたし
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