ソルトレークシティでのコースの1回目
ブレント・ジェームズ先生の話に感銘を受ける
コースディレクターは違う先生がやっているが
コースを20数年前に立ち上げたジェームズ先生は
今も毎回教えにきているらしい
QIとは一体なんなのか?
現代医療におけるプロフェッショナルとしての医者のあり方は?
という今まで誰も教えてくれなかったことについて
熱く、そして異様に長く語ってくれた
さすがにこの歳で一日8時間近くレクチャーを聞くのは
体にも頭にも堪える
しかしとても役に立つ話ばかり
まずQIがケアデリバリーサイエンスということを
わかりやすく教えてくれる人がほとんどいない
トップダウン方式のアプローチ
米国にははびこる患者アウトカムの目標値の設定
病院が目標を決め
中間管理職クラスが中心となり
現場の人たちの仕事を増やし、プレッシャーをかけ
変化・改善を要求する
これは経るプロセスや方法が似ていても
QIのコンセプトとは真逆のアプローチ
今までトップダウンのアプローチもQIなのだと信じきっていたが
QIはボトムアップ方式
仕事を増やすやり方はまず成功しないし長続きしない
医療と患者が際限なく複雑化する社会で
一人の医者の記憶や能力だけに頼ることがとっくに不可能なレベルに達している
だからこそ標準化できるところは標準化し
思考しなくても、誰でもそのベースのプロセスは簡単にスムーズに遂行できるようにして上げる
そうすることで、今まで通り、一人一人の患者の特徴や独特のニーズに治療やアプローチを最適化するように神経を集中できる
トップダウンアプローチの場合、標準化された目標値なりを達成することだけに意識が向かい、QIをわかっていない多くの人たちは、ストレスに感じるなり、仕事量を増やすなり、意味もなくプロトコールに書かれている検査や治療を無駄にやってしまう(マイクロマネージメント)。
先ほど説明したデミング先生の提唱したQIの理論のキーワードは、Mass customization。そしてケアデリバリーサイエンスのミソは、医療者側の問題で起こるバリエーションを減らすこと。
重要なのは、バリエーションをなくして標準化したプロトコールの遵守率を100%にすることではないということ。
一人一人の患者は全て異なるので、一つのプロトコールが全ての患者に当てはまるはずがない。そこで医者なり医療者の専門知識や経験が活きてくる。
患者の要因で起こるバリエーションは残すべきなのだ。
診療に自由がないと医療者側も息苦しい。
そのランダムで起こる患者側の要因とランダムでなく起こる医療側の問題を判別・コントロールするのがQI・ケアデリバリーサイエンス。
勉強になった。
ブレント・ジェームズ先生の話に感銘を受ける
コースディレクターは違う先生がやっているが
コースを20数年前に立ち上げたジェームズ先生は
今も毎回教えにきているらしい
QIとは一体なんなのか?
現代医療におけるプロフェッショナルとしての医者のあり方は?
という今まで誰も教えてくれなかったことについて
熱く、そして異様に長く語ってくれた
さすがにこの歳で一日8時間近くレクチャーを聞くのは
体にも頭にも堪える
しかしとても役に立つ話ばかり
まずQIがケアデリバリーサイエンスということを
わかりやすく教えてくれる人がほとんどいない
トップダウン方式のアプローチ
米国にははびこる患者アウトカムの目標値の設定
病院が目標を決め
中間管理職クラスが中心となり
現場の人たちの仕事を増やし、プレッシャーをかけ
変化・改善を要求する
これは経るプロセスや方法が似ていても
QIのコンセプトとは真逆のアプローチ
今までトップダウンのアプローチもQIなのだと信じきっていたが
QIはボトムアップ方式
仕事を増やすやり方はまず成功しないし長続きしない
医療と患者が際限なく複雑化する社会で
一人の医者の記憶や能力だけに頼ることがとっくに不可能なレベルに達している
だからこそ標準化できるところは標準化し
思考しなくても、誰でもそのベースのプロセスは簡単にスムーズに遂行できるようにして上げる
そうすることで、今まで通り、一人一人の患者の特徴や独特のニーズに治療やアプローチを最適化するように神経を集中できる
トップダウンアプローチの場合、標準化された目標値なりを達成することだけに意識が向かい、QIをわかっていない多くの人たちは、ストレスに感じるなり、仕事量を増やすなり、意味もなくプロトコールに書かれている検査や治療を無駄にやってしまう(マイクロマネージメント)。
先ほど説明したデミング先生の提唱したQIの理論のキーワードは、Mass customization。そしてケアデリバリーサイエンスのミソは、医療者側の問題で起こるバリエーションを減らすこと。
重要なのは、バリエーションをなくして標準化したプロトコールの遵守率を100%にすることではないということ。
一人一人の患者は全て異なるので、一つのプロトコールが全ての患者に当てはまるはずがない。そこで医者なり医療者の専門知識や経験が活きてくる。
患者の要因で起こるバリエーションは残すべきなのだ。
診療に自由がないと医療者側も息苦しい。
そのランダムで起こる患者側の要因とランダムでなく起こる医療側の問題を判別・コントロールするのがQI・ケアデリバリーサイエンス。
勉強になった。
コメント
コメントを投稿