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QIコース第3セッション振り返り・3日目病院見学

インターマウンテンのQIコースは20年以上の歴史を誇るが

今回インターマウンテン史上初めて

実際にインターマウンテンの病院に足を運んで

学んだことが実際にどう行われているかを学ぶための

ツアーが組まれたそうだ

病院だけでも20以上、クリニックを入れると相当な数を誇るインターマウンテンの関連病院で

実際にQIの文化が上手く根付いている病院2つと、よりインターマウンテンの傘下の保険会社1つがピックアップされ

自分は中長期的な将来に役立ちそうな市中病院(ベッド数100程度)を選んだ

大学病院の環境に近いこども病院も魅力的だったが

今の大学病院も頑張っている方だと思ったので

似たようなものを見ても仕方ないかと思い市中病院にした

驚いたのは、期待以上に学んだことを実践しており

各部署が同じツールを使いつつも

それぞれ思うままにカスタマイズし

目標を設定して

カイゼンに取り組んでいた

これぞ、ブレント先生の言っていたザ・マス・カスタマイズ

現場のアイデアがふんだんに取り入れられていた

基本一枚のホワイトボードにやっていること、目標などが

リアルタイムに一目瞭然に掲示されているので

働いている人だけでなく訪れた人もすぐに理解できる

面白いのは、ハイテク化しているこのご時世でも

個人レベルや現場レベルでカイゼン文化形成に役に立つのは

ローテク(ホワイトボードや紙切れ)であるということ

ローテクの問題点は、もし日々の改善活動をデータ化して記録しておきたい場合

誰かがコンピュータに手入力しなければいけないことくらい

こども病院がどうだったか比べられないが

これまで3セッションまで学んできたことを

実際に見れ、組織のトップリーダーであるCEOから現場のマネージャーまで

色々な人からの話や素晴らしい取り組みを教えてもらえて

コースの締めの学びとしては最高に良いと感じた

来月の第4セッションはプロジェクトの発表のみなので

学習は今回でおしまい

去年同時期にとっていた、前課長のQIコースは

大学院で忙しい中、本当に時間の無駄にすら思えていたが

今回のコースは、忙しくても参加すべき質だったので

本当にありがたかった

参加費だけで七千ドル、しかも年2回も開催されているのに

毎回これだけ参加者が集まるのも納得

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