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最後のフェローシップメンターミーティング

年4回のフェローのメンターミーティングがあった

自分はこれが最後のメンターミーティングになるだろう

ここ半年は、参加者は少なく、基本フェロー2人、ディレクター、自分のリサーチメンター3人、一年目フェローのメンターが一人がくれば多い方だった

 よって、スライドもアップデートのみに絞って短く作るようになっていた

しかし、この最後の会にかぎって、いつもと違うことが起こる

総合内科長、前課長、顔なじみのPCORI(大学付属のリサーチセンター)の人たちがぞろぞろと入ってくるではないか(オーマイガー!)

一年目フェローはしっかりとすべてのプロジェクトについて

中身と課題とプランが分かるようにスライドを作っており

「おぬし、今までそんな準備したことなかったのに、はかったな(汗)」

とドキドキさせられた

これは、次からくるフェロー達をしっかりとリサーチャーに育てるために

フェローのリサーチのメンターシップを強化しようという

総合内科長と課長(ディレクタ)の意思表示が全面にでていた

じゃぁ俺という存在はなんだったんだ?

と聞いてみたくもあるが

自分はディレクターの思いを現実にしたカリキュラムを理念に同調して

今の総合内科長が就任する前にここにきたわけだから

方針が変わることはいたし方ない

ディレクター(現課長)もすっかり、総合内科長に身も心も捧げて

考え方が単純なリサーチャー育成の方向に変わってきているので

自分や一年めのジョー君のように、自由かつ自分にあったアカデミック・ホスピタリストを模索し、幅広い学びを求めてきた人たちにはちょっと彼らの視線が辛い

リサーチ重視の人たちを育てるなら、そもそもホスピタリストフェローシップを独立させて必要がない

昔からプライマリケアフェローシップや総合内科フェローシップがその役目を果たしているのだから

それなら、一層、うちのVAに既存のプライマリケアリサーチフェローシップがあるから、その中にホスピタリストトラックを作るほうがお互いの交流がうまれて よいはずだし

近い将来、ホスピタリストが専門科として認められた場合、フェローシップが今度は義務になってくる可能性があるが

その時も見据えたカリキュラムとして伸ばしていくほうが、後々に先駆的かつモデルプログラムとして全国的に認められるのに

とジョー君にはさんざん愚痴ってきたが

これも致し方ないこと

自分は新しい場所で、昔のディレクターの意思を継いでいくだけ

もし自分が中堅になるころまで誰もフェローシップを立ち上げなければ

自分が中心になって立ち上げるのもありだし

そうでなくとも、立ち上げの時期にいあわせれば

フェローのコンピテンシー・マイルストーン・EPAの項目を、コンセンサスでもって決めていく作業に自分の専門知識を生かせるので

とにかく、来るべき時に備えて、自分の興味ある仕事を続けて能力を伸ばしおくのが大事だろう

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