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アメリカでインプラント治療受けてみた

と軽いノリでインプラントしたわけではないが

ことの始まりは4年前に遡る

渡米して半年もしないくらいの時に歯が痛み

歯根管治療をニューヨークで受けたのが全ての始まり

「神経1本1本が大分細いからアプローチしづらくて、しっかり細菌を取り除けるか分からない」

「でもとりあえずやってみるから、感染したり問題が起こるようなら専門の歯科に紹介することになるわよ」

削っている途中にそんな感じの宣告をされた(ちなみに日本語話せる先生だった)

治療後すぐから、治療部位の歯茎は黒っぽく変色し

常に軽い圧痛がある状態だったが

「とりあえず問題ない」と言われていた。

とりあえず症状に変化はなかったので

約3年半、通常の年2回の歯科健診だけを受けていた

そして半年前、ある時その歯が猛烈に痛み始め

今の歯科の先生にレントゲンを撮ってもらったところ

歯根治療した根本が膿んでいると言われた

痛みも2日ほどでひき抗生剤で散らして様子を見ていたが

3−4ヶ月後に撮ったフォローアップのレントゲンでは変化が見られず

口腔外科医に歯を抜いてもらい

インプラントを同時に埋めてもらった

少しだけ膿が残っていた、と言われたが

その場で表面を綺麗にして消毒してインプラントを入れて問題ないとのことだった

どんな痛い治療をされるのかをハラハラしていたが

歯根治療後の歯を抜くのに2−3分程度

その後の処置とインプラントを入れるのに5分か長くても10分程度だっただろうか

局所麻酔以外は痛くもなかった

その日は結構長いこと出血し続けて大変だったが

翌日眼が覚めると一応止血できていた

痛みは2−3日あったのと

その後数日腫れが頬から触れてわかるくらいに広がったが

1週間後の再診までには腫れも痛みも完全にひいていた

インプラントだけで2000ドルちょっと

それプラス、初診と抜歯のお代を入れて

2500ドル超えるくらいだった

これに骨のグラフトを先に埋めなくてはいけなかったら

さらに600ドルだったらしいが

幸いグラフトは免れた

今の保険でインプラントが80%カバーされるのだが

年間のカバーの限度額が1000ドルも残っていないくらいなので

結局1500ドルくらいは手出しになるようだ

歯科治療費が異常に高額なニューヨークで同じ治療を受けていたら

一体何倍払っていたことだろう

あとはインプラントにはめるクラウンをはめるまでに

「歯なし」状態を3ヶ月は続けなくてはならない

就活の面接も「歯がない人」としていかなければならないが

何年もうっとおしかった歯が抜けて

気分も体調も大分上向きなので

まぁいいか

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