*Teaching the emotional brain
学習に感情は大きく関わってしまう。クラスルームで安全だと思わせるような感情を引き出すことが大事
①クラスルームの環境
生徒同士の関係 親切、傾聴、価値観の尊重
教師生徒の関係 Academicだけでなく個人として大事にする
クラスルームの雰囲気 単純 明快 安全
生徒との面談してクラスで安全に感じるか聞くのも手
②Metacognitive Activity
I 生徒にカリキュラム中に出会った人々のモチベーション、モチベになる人のことについて省みてもらい、生徒に自身の感情について話すことを促す
II 感情にリンクした質問を使うことで、生徒に省みてもらう”How did you feel about the topic when we…?” ”How do you feel about it now?"など。それからより知識面での議論に入る。
III Why questionは議論をより感情やモチベーションにシフトさせる。
IV 記憶は文脈的(Contextual)に記録されるので、Role playやSimulation、協力プロジェクトなどの手法は残りやすい
*二つの似通ったMotor skillsを一日にやらないこと。
内科ではそんなに手を動かすスキルは要しないことが多いので割愛
*Retentionを強めるためのRehearsal
Rehearsalとは意味(Meaning)と理解(Sense)を決定するために新しい情報を学習者が繰り返し学ぶこと(Reprocessすること)。要するに学習したことが残る(Retention)ためにする復習法。
⑴Rote Rehearsal Strategies
情報をそのままの形で暗記する必要のあるもの 電話番号とか
■Simple repetition ー 短い情報を何度も復習
■Cumulative repetition ー 歌などの長い情報を一部分ずつ覚えては継ぎ足していく
⑵Elaborative Rehearsal Strategies
より複雑な概念に対して有効 学習者にいろいろなコネクションや関係性を作ることを必要とする
■Paraphrasing 自分の言葉で説明する
■Selecting and Note taking 学習者がテキストなどの情報源から必要だと思われる情報を決め(Select)ノートに自分の言葉で書き込んでいく(ParaphrasingとWriting)。自分がこのメモでやっていること!
■Predicting 内容を学んだ後に、教師がどんな質問をしてくるかやどの項目をフォローすべきかなど予測する。個人的にはやった記憶がないかも?
■Questioning 内容を学んだ後に、質問を作り出す。Low level thinking(内容の理解や適応)からHigher level thinking(分析、評価、合成)までOK。深い思考を要するので残りやすい。
■Summarizing 学んだことを振り返り頭の中でまとめる。SenseとMeaningを自分でつける作業が生じるので良い。Closureとも呼ぶ。
最後に、これを教える際のガイドラインとして、Teach,Remind,Keep,Remember,Have,Provide,Varyが提示されているが、これらのRehearsalの手法を上手に教えるためのTips。
*Primacy-Recency Effectを利用する
Primary-Recency Effectとは、一番最初に入ってきた情報を最も覚えやすく(PrimeーTime-1)、一番最後に入ってきた情報を2番目に覚えやすく(PrimeーTime-2)、その途中の情報が最も覚えにくい(DownーTime)という現象。
■Teach the new material first 新しいことを始めに教える!
■Avoid asking students at the beginning レッスンの一番初めが最も記憶に残りやすいから、特に新しいトピックを教えるときは正確な情報を与えましょう。
■Avoid using precious Prime-time レッスンの初めに出欠をとったり何かを回収することに時間を使うのはやめましょう
■Use Down Time 練習やディスカッションをさせるには中盤のDowntimeが最も良さそう
■Do Closure during Prime Time 2 レッスンの最後の時間がラストチャンス。Closure=学んだことの振り返り(Summarizing)。生徒が振り返らないと仕方がない。教師がやったことを羅列するのはレビュー。
■Try to package lession objectives 一つの項目を20分程度に程度にしましょうと。一時間のコマなら3つほど項目ができる。
*Strategies for Block Scheduling
アメリカの高校では標準的な40−45分の授業の代わりに、80−90分といった長い授業を取り入れている学校が増えているらしい。標準が45分というのがまず新鮮だが。
利点として、
教える内容が途切れ途切れになりにくい(Less fragmentation)
内容に関してより深く学べ記憶に残りやすくなる
プロジェクトなどHands on Activityに時間を使える
ペーパーテストに頼らないPerformance based assessmentができる
しかし教師がこの方法に勝ちと必要性を理解し、従来のレクチャー式の方法にとらわれないことが必要
Tipsとして
■Primary-Recency Effectをうまく使う。
90分のセッションで一つのトピックを扱うとDown Timeは35分はある。20分毎のセグメントに分けてセグメント間に休憩なりと入れればDown Timeは格段に減る。
■Be in direct control of just one segment
何かレクチャー的なことをしたければ一つのセグメントだけに止める。基本は生徒に色々とやらせる。The brain that does The work is The brain that learnsだそうだ。
■Go off task between segments
休憩をタスクの間に入れることで集中が違う
■Eliminate THE unnecessary
生徒により深く学んでもらうことを目的にしているので、不要なトピックを削っていくことが必要。逆に削られたトピックはどうやって学ばせるのか疑問。
■Work with your colleagues
同僚と計画を練る
■いろんなBlockを用意する
Teacher talk, guest speaker, research, videos, learning groups, reading, peer coaching, reflection Time, discussion groups, lab experiences, role play, Writing, computer/internet, gamesなどなど
これを高校以前からやっているなら日本とのすごい差を感じる…
■いろんな評価法を使う
デモンストレーション、プレゼンテーションなどなど筆記だけでない評価ができる
*練習をうまく使う
新しい技能を身につける時は練習が必要。教師は生徒の早期の練習から間違いを直したりフィードバックを即座に入れてあげる。このGuided Practiceは初期のエラーを正し重要なステップを生徒に理解してもらうことができる。
一度に多くの技能を入れすぎない
時間は短く
頻度は初め頻回(Massed practice)、徐々に感覚を長く
正確な練習を 即座のフィードバックが重要
*Relearning through recall
毎回記憶にあるものをWorkingMemoryに戻して思い出すたびに学んでいる
Active participationを継続的に保つ。例えば前回学んだことについて、明日議論するよ、と指示質問を与えておくことで、学習者は翌日の話し合いに参加する責任が生じるので、学んだことを思い出し準備をする。
コツとして
質問をして十分な思考や準備期間を与える
明確な指示を与える
予測可能なパターンを避ける
*Wait Timeで学習者の参加をアップ
いつも質問の後3秒待てと言われるが、1974Roweさんらの研究では5秒待たせたらしい。一人目の生徒を当て始めた時点で生徒たちは考えるのをやめるそうだ。
*Chunkingを使ってRetentionをアップ
Pattern Chunking
より簡単な方法らしいが、個人的にはこっちのが難しいような。
テレビでもやっていた記憶の名人が使用する方法。
例:983194572 ー>983(電話番号のしも3桁) 1945(母が生まれた年) 72(祖父の年齢)といった関連付けを行うと9つの数字を覚える代わりに3つの事項を覚えるだけで済む
例:牛 草 テニス ソーダ 犬 池 魚 ー>牛が草を食べている横でテニスコート脇でソーダ飲んでる人が犬を連れていて、その犬が池の魚を見てる。といったストーリー仕立てにするなど
Categorical Chunking こっちの方がSophisticatedらしいがよく使うような気がする
■Advantage Disadvantage
■Similarities Differences
■Structure Function
■Taxonomies ー 論理的分類法
■Arrays ー Taxonomiesより見た目の特徴による分類
*Mnemonicsを使ってRetentionアップ
Rhyming MnemonicsとReduction Mnemonicsがあるらしい
個人的に好みではないが、USMLEでは確かにいくつか使った
学習に感情は大きく関わってしまう。クラスルームで安全だと思わせるような感情を引き出すことが大事
①クラスルームの環境
生徒同士の関係 親切、傾聴、価値観の尊重
教師生徒の関係 Academicだけでなく個人として大事にする
クラスルームの雰囲気 単純 明快 安全
生徒との面談してクラスで安全に感じるか聞くのも手
②Metacognitive Activity
I 生徒にカリキュラム中に出会った人々のモチベーション、モチベになる人のことについて省みてもらい、生徒に自身の感情について話すことを促す
II 感情にリンクした質問を使うことで、生徒に省みてもらう”How did you feel about the topic when we…?” ”How do you feel about it now?"など。それからより知識面での議論に入る。
III Why questionは議論をより感情やモチベーションにシフトさせる。
IV 記憶は文脈的(Contextual)に記録されるので、Role playやSimulation、協力プロジェクトなどの手法は残りやすい
*二つの似通ったMotor skillsを一日にやらないこと。
内科ではそんなに手を動かすスキルは要しないことが多いので割愛
*Retentionを強めるためのRehearsal
Rehearsalとは意味(Meaning)と理解(Sense)を決定するために新しい情報を学習者が繰り返し学ぶこと(Reprocessすること)。要するに学習したことが残る(Retention)ためにする復習法。
⑴Rote Rehearsal Strategies
情報をそのままの形で暗記する必要のあるもの 電話番号とか
■Simple repetition ー 短い情報を何度も復習
■Cumulative repetition ー 歌などの長い情報を一部分ずつ覚えては継ぎ足していく
⑵Elaborative Rehearsal Strategies
より複雑な概念に対して有効 学習者にいろいろなコネクションや関係性を作ることを必要とする
■Paraphrasing 自分の言葉で説明する
■Selecting and Note taking 学習者がテキストなどの情報源から必要だと思われる情報を決め(Select)ノートに自分の言葉で書き込んでいく(ParaphrasingとWriting)。自分がこのメモでやっていること!
■Predicting 内容を学んだ後に、教師がどんな質問をしてくるかやどの項目をフォローすべきかなど予測する。個人的にはやった記憶がないかも?
■Questioning 内容を学んだ後に、質問を作り出す。Low level thinking(内容の理解や適応)からHigher level thinking(分析、評価、合成)までOK。深い思考を要するので残りやすい。
■Summarizing 学んだことを振り返り頭の中でまとめる。SenseとMeaningを自分でつける作業が生じるので良い。Closureとも呼ぶ。
最後に、これを教える際のガイドラインとして、Teach,Remind,Keep,Remember,Have,Provide,Varyが提示されているが、これらのRehearsalの手法を上手に教えるためのTips。
*Primacy-Recency Effectを利用する
Primary-Recency Effectとは、一番最初に入ってきた情報を最も覚えやすく(PrimeーTime-1)、一番最後に入ってきた情報を2番目に覚えやすく(PrimeーTime-2)、その途中の情報が最も覚えにくい(DownーTime)という現象。
■Teach the new material first 新しいことを始めに教える!
■Avoid asking students at the beginning レッスンの一番初めが最も記憶に残りやすいから、特に新しいトピックを教えるときは正確な情報を与えましょう。
■Avoid using precious Prime-time レッスンの初めに出欠をとったり何かを回収することに時間を使うのはやめましょう
■Use Down Time 練習やディスカッションをさせるには中盤のDowntimeが最も良さそう
■Do Closure during Prime Time 2 レッスンの最後の時間がラストチャンス。Closure=学んだことの振り返り(Summarizing)。生徒が振り返らないと仕方がない。教師がやったことを羅列するのはレビュー。
■Try to package lession objectives 一つの項目を20分程度に程度にしましょうと。一時間のコマなら3つほど項目ができる。
*Strategies for Block Scheduling
アメリカの高校では標準的な40−45分の授業の代わりに、80−90分といった長い授業を取り入れている学校が増えているらしい。標準が45分というのがまず新鮮だが。
利点として、
教える内容が途切れ途切れになりにくい(Less fragmentation)
内容に関してより深く学べ記憶に残りやすくなる
プロジェクトなどHands on Activityに時間を使える
ペーパーテストに頼らないPerformance based assessmentができる
しかし教師がこの方法に勝ちと必要性を理解し、従来のレクチャー式の方法にとらわれないことが必要
Tipsとして
■Primary-Recency Effectをうまく使う。
90分のセッションで一つのトピックを扱うとDown Timeは35分はある。20分毎のセグメントに分けてセグメント間に休憩なりと入れればDown Timeは格段に減る。
■Be in direct control of just one segment
何かレクチャー的なことをしたければ一つのセグメントだけに止める。基本は生徒に色々とやらせる。The brain that does The work is The brain that learnsだそうだ。
■Go off task between segments
休憩をタスクの間に入れることで集中が違う
■Eliminate THE unnecessary
生徒により深く学んでもらうことを目的にしているので、不要なトピックを削っていくことが必要。逆に削られたトピックはどうやって学ばせるのか疑問。
■Work with your colleagues
同僚と計画を練る
■いろんなBlockを用意する
Teacher talk, guest speaker, research, videos, learning groups, reading, peer coaching, reflection Time, discussion groups, lab experiences, role play, Writing, computer/internet, gamesなどなど
これを高校以前からやっているなら日本とのすごい差を感じる…
■いろんな評価法を使う
デモンストレーション、プレゼンテーションなどなど筆記だけでない評価ができる
*練習をうまく使う
新しい技能を身につける時は練習が必要。教師は生徒の早期の練習から間違いを直したりフィードバックを即座に入れてあげる。このGuided Practiceは初期のエラーを正し重要なステップを生徒に理解してもらうことができる。
一度に多くの技能を入れすぎない
時間は短く
頻度は初め頻回(Massed practice)、徐々に感覚を長く
正確な練習を 即座のフィードバックが重要
*Relearning through recall
毎回記憶にあるものをWorkingMemoryに戻して思い出すたびに学んでいる
Active participationを継続的に保つ。例えば前回学んだことについて、明日議論するよ、と指示質問を与えておくことで、学習者は翌日の話し合いに参加する責任が生じるので、学んだことを思い出し準備をする。
コツとして
質問をして十分な思考や準備期間を与える
明確な指示を与える
予測可能なパターンを避ける
*Wait Timeで学習者の参加をアップ
いつも質問の後3秒待てと言われるが、1974Roweさんらの研究では5秒待たせたらしい。一人目の生徒を当て始めた時点で生徒たちは考えるのをやめるそうだ。
*Chunkingを使ってRetentionをアップ
Pattern Chunking
より簡単な方法らしいが、個人的にはこっちのが難しいような。
テレビでもやっていた記憶の名人が使用する方法。
例:983194572 ー>983(電話番号のしも3桁) 1945(母が生まれた年) 72(祖父の年齢)といった関連付けを行うと9つの数字を覚える代わりに3つの事項を覚えるだけで済む
例:牛 草 テニス ソーダ 犬 池 魚 ー>牛が草を食べている横でテニスコート脇でソーダ飲んでる人が犬を連れていて、その犬が池の魚を見てる。といったストーリー仕立てにするなど
Categorical Chunking こっちの方がSophisticatedらしいがよく使うような気がする
■Advantage Disadvantage
■Similarities Differences
■Structure Function
■Taxonomies ー 論理的分類法
■Arrays ー Taxonomiesより見た目の特徴による分類
*Mnemonicsを使ってRetentionアップ
Rhyming MnemonicsとReduction Mnemonicsがあるらしい
個人的に好みではないが、USMLEでは確かにいくつか使った
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