Souzaのテキスト7章から
Thinking・思考のタイプ
1;日本の初代首相は誰ですか?(単に記憶から引き出すだけ)
2:第1次世界大戦後と第2次世界大戦後の日本の状況の類似点と相違点は何か?(二つのトピックにまつわることを引き出し、分析が必要)
3:なぜ死刑制度があるべきか(もしくは禁止すべきか)について述べよ(死刑に関係するあらゆる情報を引き出し、社会へのインパクト、犯罪抑止など様々な面で分析が必要。)
思考とRepresentational system
思考と感情
クラスルームのEmotionalClimateが大事な理由。
Positive, neutral, negative, and upset/angry
Upsetの場合、その感情を起こす因子についてのReflectが起こるので、感情を上書きする能力があるらしい。Upsetしている学習者と話をすれば、その因子を特定し緩和することができるかも。
テクノロジーと思考
テレビやインターネットの発達で子供の様々な機能発達が遅れている。思考もその一つ。
多量の情報になれた子供たちは、あまりの情報量にすぐに諦めてしまう現象(Information Avoidance)が起こってしまう。映像がすぐに映らないのも我慢できなくなる(Impatience)。教師はすぐに生徒をLesson
Objectiveに引き付けねばならない。
Critical Thinkingも損なわれかねない。生徒はすぐにGoogleに行き、他の人の考えを探すに留まってしまう。Reporter
and gathererになりがち
思考のModel
Lower-order (convergent)とHigher-order(Divergent)
Basic process:
Observing
Patterns and generalizing
Formulation of Conclusion based on patterns
Assessment of Conclusion based on observation
Domain-specific knowledge:Knowledge
in a content area
Critical Thinking:
a more complex process making a judgment using objective criteria and offering
opinions with reasons.
Creative Thinking: a process putting together information to
reach a whole new concept. Preparation, incubation, illumination (Aha! Moment),
verification.
Metacognition:
awareness of own thinking processes. 2つのプロセス:学習中に進捗状況をモニターすることと、学習中に問題が生じた場合に適切な変化をすること
先生はThinking
skillを教えているか?
生徒がCritical Thinkingができないのは、単に先生がCritical Thinkingをするような状況に常に晒してあげていないからではないのか。
クラスルームで何ができるか?
まずはその状況・環境作りから:
情熱・興味を示す
自分の思考過程とクラスルームのものを分析し、自分がどうしているか説明する。
自分の立ち位置(立つ場所でなく意見的立場)とEvidenceが異なっていれば立ち位置を変えること。
間違いを認める
学習者に、学習や評価に関するルールや意思決定をさせる
学習者に、教師の真似でなく、自身の思考に従うことを促す
学習者に、宿題や活動のチョイスをさせる
学習目標を達成するため、Higher-order Thinkingが必要なレッスンを用意する
Bloom’s taxonomy
元々のBloom’s taxonomy(1956)
Knowledge—Comprehension—Application—Analysis—Synthesis—EvaluationとComplexityが上がっていく。
Revised Bloom’s
Taxonomy(2001)
Remember—Understand—Apply—Analyze—Evaluate—CreateとComplexityが上がっていく。User-friendlyにしたもの。
Remember(Define,Label,Recall,Recognize)—One-on-oneの知識
Understand(Summarize,Discuss,Explain,Outline)—コンセプトの理解。Summarize、Predictなど。例:なぜ心不全で足がむくむのか?
Apply(Practice, calculate, Apply, execute)—Practiceが重要。What if?、What would you do?など
Analyze(Analyze,Contrast,Distinguish,Deduce)—マテリアルをコンポーネントに分ける能力。まずそのパーツを見つけなければいけないのと、それぞれの関係性を調べる。CategoryやOrganizeすることが必要。思考過程に気づいている(Metacognition)ので、より複雑な思考が必要。
Evaluate(Appraise, assess, judge, critique)—他覚的な基準で持って物事の価値を判断すること。What
do you think is going on? Why do you think so? Why
not?
Create(Imagine, compose, design, infer)—パーツを合わせて、学習者にとって全く新しいプラン・コンセプトを作る能力。Divergent
Thinkingが最も必要なレベル。Ahaモメントがある。Storyを作ルノもて。
Modelの他の見方
Lower levels(Remember, Understand, Apply)はConvergent Thinking
Higher levels(Analyze, Evaluate, Create)はDivergent Thinkingとも分けられる
RememberとUnderstandを理解
ApplyとAnalyzeはDeductionとInferenceを通して情報を変化
EvaluateとCreateは評価、批評、想像で持って新しい情報を作る
Bloom’s TaxonomyはDimension of Thinkingを全てカバーしているところがナイス。
基本プロセス:
Observing—RememberとUnderstand
Patterns and generalizing—Remember、Understand、Analyze
Formulation of Conclusion based on patterns—AnalyzeとCreate
Assessment of Conclusion based on observation—Evaluate
Domain-specific knowledge:
Factual、Conceptual(Ideas,
Patterns)、Procedural(Steps, sequences)、Metacognitive(Reflections on thought process)
Critical Thinking:
Analyze、Contrast、Criticize、Assess
Creative Thinking: Create
Metacognition: Analyzing
and discussing the rationale for selecting from among choices(Evaluate)
ComplexityとDifficultyの違い ここはミソ
Complexity:情報を扱うために脳が使う思考過程と関連する複雑さ。つまり、Bloom’s
Taxonomyを上に登っていくこと。Higher-order Thinking。
Difficulty:学習目標・タスクを達成するために同じComplexity(同じBloom’s taxonomyのレベル)内で、学習者が広げなければいけない努力の量。
Taxonomyでは、Complexityは上へのベクトル、Difficultyは奥行きのベクトル
学習者をChallengeするときに、Difficultyを上げてしまってもHigher-order Thinkingにはならない。例えば難易度が上がっていくドリル学習のようにただただ難しくなっていくだけ。
Fast learner Average learner Slow
learnerの違い
Fast学習者は、新しい学習内容・コンセプトに関して、重要なもの、重要でないもののカテゴリーに分けていくのが得意で、記憶するCritical
attributesを選択できるので、早く習得するし、思い出すのも早い(Fast retriever)
Slow学習者は、この情報の取捨選択、仕分けのところに時間が必要なため、時間の決まっている授業ではどうしてもWorking
memoryが情報過多になってしまう。
その違いを理解していれば、無駄な情報を排除し、そもそもCritical attributesを集中して教え、あとはComplexityをあげるActivityや議論をしてあげるのが良い。
Contructivist teacherはOpen ended questionを使い、生徒にAnalyze、Evaluate、Createさせてあげる。
Taxonomyを有効活用するストラテジー:
最も重要でない項目20−25%目標に削る。Strategic abandonmentという。その為にはカリキュラムの全てのコンセプトをリストアップすることが必要。
どんな質問がHigher-order Thinkingを刺激するか?
注意点として、Lower level Thinkingでの練習は必要。NoviceにはYes or No questionから始めるとか、Pathophysiologyなど一つのことに注目して質問するとか。
Mimicry(模倣)に注意。わかっているように見えて、ただ見よう見まねの可能性あり。ちゃんとなんでそれをしているのかを説明させよう。
Core conceptをHigher levelで議論しよう。最も大事なことに時間を費やしてHigher
levelで議論する
Multisensory taskで持ってComplexityを上げていこう。Trivial
informationに晒したり暗記を避けさせよう。Divergent ActivityをすることーAnalyze,
Evaluate, Create。
Real life problem solving, debates/discussion, role
play/simulation, supplement with audio/visual materialsなど効果的
How/What would you do differently?
How do you think it went just now? How did you feel?
Do you have any questions about the case?
What might happen in this patient overnight? What should we
be concerned as a potential complication?
How is it different from A?
What if, What if not questions
What is the next step?
Do you agree with him? Why or why not?
How can you tell the difference between A and B?
Why did you choose option A?
What do you think is going on?
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