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リーダーシップ。。。

お腹が空いたので休憩。

今日はリーダーシップについて考える機会があった。

フェローシップの2年間を最大限に生かすために大学院と臨床業務に加え、プロジェクトを4つほど一から始めたが、結構大変。

そんな大それた研究はしていないので、2年間で絶対に終わらせる、という目処がつくものを選んで、かつ絶対に立ち止まらないという強い意志を持って進めている。

そのため、レジデントの時に大失敗した、コラボしてくれると手をあげてくれた人を引き入れて、逆に物事が進まなくなるという事態だけは繰り返さないように、コラボ相手は慎重にかつ強めの姿勢で選んできた。

手伝うと手を上げてくる人の多くは、全然モチベーションなどなかったり、仕事が極端に遅かったり、もしくは、自分の能力を過信している場合が多い。

プロジェクトに本当に必要なリソースというのは、自然と自分からコンタクトを取るので問題ないが、具体的な役割なし段階で手伝ってくれるかどうか聞く場合は、注意するようにしていた。

大学病院なのにプロジェクトをやっている人が少ないので、ボランティア精神で手伝ってくれる人を募集したが、基本は相手に全てを委ねる方針にしていた。こちらからは求めないし、プロジェクトへの関わり方も色々都合があるだろうからお任せと。

ただ注意書きとして全く関与しなければもちろん結果を発表する際には、名前は乗りません、というスタンス。

自分にとってはボランティア精神でやっていることなので、だいぶ譲った書き方だったが、このスタンスについても「フェローごときが」とクレームを入れる人がいた。向こうは自分の立場が上だという前提で話しているわけだ。

基本プログラムディレクターにはかなり本音で話しており(それがフェローシッププログラムへのフィードバックになるだろうから)、自分のスタンスも、自分の失敗談も概ね伝えてある。

ただディレクターとしては自分に最大限の経験をしてほしいとの思いがあるようで、今後大きな研究をしたり、何かしらの役職(コースディレクターなど)をやるに当たって、やる気の程度や能力が様々な人達に何かをやってもらったりしなければいけなくなるので、今のうちに経験を積んだ方が良いと。

自分の研究は自分がリーダーなので、今のコラボ相手をメンターする必要があるし、せっかくいい機会だからやってみなよ、と。

ディレクターには感心されられることが多いが、今日もまた彼にものを教えてもらった。

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