米国で3回目の出産
①マンハッタンでの出産
最初は内科研修で働いていた病院の系列の病院。
マンハッタンでの妊娠出産は今思えば、妊婦に相当な負担を強いる過酷な環境出会った。その時はマンハッタンでの生活しか分からず、大変だなとしか思っていなかったが。
まずクリニックに通うのが大変。車を持つ必要も予算もなく、基本徒歩と電車。と言っても東京と同じように、なんだかんだ相当な距離を歩いている。
さらに陣痛が始まってウーバーかタクシーを拾った時、乗車拒否されないかハラハラした。それほどNYCの人や文化は、ミッドウェストやサウスとは異なる。
そして、夜間救急の入り口とは程遠い病院の正面玄関で降ろしてもらったため、苦悶している状態の妻を相当歩かせるという失態を犯す。
分娩が十分進んでいないと判断されると当然のごとく帰されるのも恐怖。初産のため分娩の進行も遅く、危うく帰宅か?とも思われたがなんとか難を逃れた。
帰宅になった場合、巨大なアパートメントコンプレックスの前で降ろしてもらっても、また相当歩かせることになる上、また来る時に大変な思いをする。
ただ、分娩室に入ってしまえば、そこからはちゃんとした診療を受け安心して見て入られた。硬膜外は、麻酔科研修医と一緒に指導医もずっと付きっきりだった。
入院後は個室でなく2人部屋に入ったので、多少ストレスはあったようだった。
ルームメイトの会話が嫌でも聞こえてしまうために、妻が面識もない隣の人のことに異様に詳しくなっていたのが印象的だった。
あとは、さすがニューヨークというべきか、日本人のナースにも対応してもらえた。予定通り2泊で退院した。ここら辺は容赦ない。
②ミルウォーキーでの出産
この時は働いている大学病院での出産。VIZIENTというアメリカの大多数のアカデミックメディカルセンターのデータを扱っている機関が毎年発表しているランキングで、医療の質がその年全米3位という病院だった。ニューヨーク大学病院とメイヨークリニック本院についで質の高い医療を受けられる可能性があるわけだが、実際、研究よりも患者へのケア(臨床)と質の改善に重きを置いているのは働いていて分かるくらい明確だった。
大学病院ということもあり、妊娠中のフォローから出産まで、最新のエビデンスに基づいて、毎回検尿したりとかないし、エコーも必要不可欠な分だけ。
内科で指摘されていたサブクリニカル甲状腺機能低下も見逃さず、TSHを2.5以下にコントロールしていた。と言っても以前ギリギリTSHが引っかかっていた程度なので、さして気にはしなかったが。
問題があったとすれば、
(しかも後日この医学生とティーチングセッションで鉢合わせる)
くらいで、さすが全米3位、満足度は高かった。
③ケンタッキーでの出産
そして問題の3回目。勤めている大学病院は、残念ながら患者サービスの点からは決して評判はよくなく、自分も働いていてそう思うので
家から通いやすいいわゆる市中病院を選択。前2回の妊娠出産が(細かくいうと色々あったけれど、)大きな合併症はなかったので、
「ハイリスク出産でなければどこでも一緒やろ」
ということでアクセス優先にしたのだが
はい、出ました。いつもの油断からのしっぺ返し。
もちろん、前回は甲状腺のくすり飲んでました、はスルー。今回のTSHだけ見て、大丈夫、とだけ。果たして状況を理解しているのか分からなかったが、ギリギリ2.5近くだったからまぁよしとしたが。
これはハラスメントですか?
「さぁ?血液センターに聞いてください」と一言
えーーー???知らん、て絶対今まで聞かれたことあるのに、知らんで20−30年やり通して来たのーーー??
測定上8パウンドと出たらしいが、なぜか、わざわざ測定をやり直して10パウンド!と言われて妻が部屋を出てきたときには唖然。
部屋に入ってくるなり「月曜に予定分娩にしましょう!(ちょっと目がキラキラしてる)」と言われ
「まさか10パウンド信じてます?子宮底長も正常で?」
と聞いたら、「9パウンド近くあると思います。難産になったら嫌なので。」との返答。自分でエコー画像見てもいないのによくそんなこと言えたな!
一人しか産科医がおらず、夜間週末の呼び出しが嫌なのは分かる
気持ちは分かるけど、、、
そして、なぜ40週0日に予定入院を組む必要があるの?40週6日なら理解できなくもないが。
妻も人が良いので、「じゃぁ分かりました」としぶしぶ了承し
帰り際受付で、月曜入院予約を入れてもらっていたら
先生への信頼を失ってがっかりしていた矢先に、いつも感じの悪い人にこれを言われてさすがに怒り心頭
先生がどうしてもっていうから月曜で了承しただけであって、なんで39週で問題もないのに誘発せないかんねん❗️
向こうもいつも通り感じの悪く、「そんなこと言われても、明日しかないんです。空いてないんで無理です」
予約が取れないのはそっちの都合で、こっちは明日の予定入院など一切望んでないわぁ❗️
と不毛なやりとりが始まったので、結局予約は取らず「話が違うから先生に伝えといて」とだけ言って帰宅した
そしたら翌日、月曜の朝に電話してください。入院できる余裕があるかそこで確認します、とジムの人から連絡あり。
最初は内科研修で働いていた病院の系列の病院。
マンハッタンでの妊娠出産は今思えば、妊婦に相当な負担を強いる過酷な環境出会った。その時はマンハッタンでの生活しか分からず、大変だなとしか思っていなかったが。
まずクリニックに通うのが大変。車を持つ必要も予算もなく、基本徒歩と電車。と言っても東京と同じように、なんだかんだ相当な距離を歩いている。
さらに陣痛が始まってウーバーかタクシーを拾った時、乗車拒否されないかハラハラした。それほどNYCの人や文化は、ミッドウェストやサウスとは異なる。
そして、夜間救急の入り口とは程遠い病院の正面玄関で降ろしてもらったため、苦悶している状態の妻を相当歩かせるという失態を犯す。
分娩が十分進んでいないと判断されると当然のごとく帰されるのも恐怖。初産のため分娩の進行も遅く、危うく帰宅か?とも思われたがなんとか難を逃れた。
帰宅になった場合、巨大なアパートメントコンプレックスの前で降ろしてもらっても、また相当歩かせることになる上、また来る時に大変な思いをする。
ただ、分娩室に入ってしまえば、そこからはちゃんとした診療を受け安心して見て入られた。硬膜外は、麻酔科研修医と一緒に指導医もずっと付きっきりだった。
入院後は個室でなく2人部屋に入ったので、多少ストレスはあったようだった。
ルームメイトの会話が嫌でも聞こえてしまうために、妻が面識もない隣の人のことに異様に詳しくなっていたのが印象的だった。
あとは、さすがニューヨークというべきか、日本人のナースにも対応してもらえた。予定通り2泊で退院した。ここら辺は容赦ない。
②ミルウォーキーでの出産
この時は働いている大学病院での出産。VIZIENTというアメリカの大多数のアカデミックメディカルセンターのデータを扱っている機関が毎年発表しているランキングで、医療の質がその年全米3位という病院だった。ニューヨーク大学病院とメイヨークリニック本院についで質の高い医療を受けられる可能性があるわけだが、実際、研究よりも患者へのケア(臨床)と質の改善に重きを置いているのは働いていて分かるくらい明確だった。
大学病院ということもあり、妊娠中のフォローから出産まで、最新のエビデンスに基づいて、毎回検尿したりとかないし、エコーも必要不可欠な分だけ。
内科で指摘されていたサブクリニカル甲状腺機能低下も見逃さず、TSHを2.5以下にコントロールしていた。と言っても以前ギリギリTSHが引っかかっていた程度なので、さして気にはしなかったが。
問題があったとすれば、
- 分娩トリアージ室で、2時間放置プレイをくらっている間に分娩が一気に進んでいたので、自分が付き添っていなかったら硬膜外も間に合わず残念な感じで出産していただろう点
- 医学生が膣裂傷の縫合を手取り足取りやっていて無事に終わるのを祈るしかなかったこと
(しかも後日この医学生とティーチングセッションで鉢合わせる)
- 退院後のBILLING(保険請求と支払い)の対応は不備があり対応も悪かった。
くらいで、さすが全米3位、満足度は高かった。
③ケンタッキーでの出産
そして問題の3回目。勤めている大学病院は、残念ながら患者サービスの点からは決して評判はよくなく、自分も働いていてそう思うので
家から通いやすいいわゆる市中病院を選択。前2回の妊娠出産が(細かくいうと色々あったけれど、)大きな合併症はなかったので、
「ハイリスク出産でなければどこでも一緒やろ」
ということでアクセス優先にしたのだが
はい、出ました。いつもの油断からのしっぺ返し。
- 出ました経験豊富なおばちゃん先生。診察はゴッドハンドのような手つきで、軽く触っただけで多くの情報を得る。内診も痛くないと。
- 出ました20年変わっていないであろう、時代遅れな診療。既往歴なし、経過良好、でも尿検はルーティンでやる、的な。
もちろん、前回は甲状腺のくすり飲んでました、はスルー。今回のTSHだけ見て、大丈夫、とだけ。果たして状況を理解しているのか分からなかったが、ギリギリ2.5近くだったからまぁよしとしたが。
- これは驚き、「予定分娩する予定ない?」とエライ早い段階で当然のごとく聞いてくる。
これはハラスメントですか?
- 前2回は臍帯血寄付していたので、ここでもできますか?と聞いたら
「さぁ?血液センターに聞いてください」と一言
えーーー???知らん、て絶対今まで聞かれたことあるのに、知らんで20−30年やり通して来たのーーー??
- そして、39週時点での診察で、理由もなくエコーをされる。
測定上8パウンドと出たらしいが、なぜか、わざわざ測定をやり直して10パウンド!と言われて妻が部屋を出てきたときには唖然。
僕らと先生の信頼関係の終了のお知らせ
2週間で7パウンドから10になるわけないやん。先生を待つ間、「こんな信用ならない測定を元に、予定・誘発分娩にしましょうって言ってきたらどうするよ」と冗談半分で妻と話していたら部屋に入ってくるなり「月曜に予定分娩にしましょう!(ちょっと目がキラキラしてる)」と言われ
「まさか10パウンド信じてます?子宮底長も正常で?」
と聞いたら、「9パウンド近くあると思います。難産になったら嫌なので。」との返答。自分でエコー画像見てもいないのによくそんなこと言えたな!
一人しか産科医がおらず、夜間週末の呼び出しが嫌なのは分かる
気持ちは分かるけど、、、
「それ」はやっちゃダメやろが?
そして、なぜ40週0日に予定入院を組む必要があるの?40週6日なら理解できなくもないが。
妻も人が良いので、「じゃぁ分かりました」としぶしぶ了承し
帰り際受付で、月曜入院予約を入れてもらっていたら
「月曜含め来週一切空きがないので、明日で予約とりました。今夜から絶飲食で金曜の朝5時までに病院にいらしてください」
先生への信頼を失ってがっかりしていた矢先に、いつも感じの悪い人にこれを言われてさすがに怒り心頭
先生がどうしてもっていうから月曜で了承しただけであって、なんで39週で問題もないのに誘発せないかんねん❗️
向こうもいつも通り感じの悪く、「そんなこと言われても、明日しかないんです。空いてないんで無理です」
予約が取れないのはそっちの都合で、こっちは明日の予定入院など一切望んでないわぁ❗️
と不毛なやりとりが始まったので、結局予約は取らず「話が違うから先生に伝えといて」とだけ言って帰宅した
そしたら翌日、月曜の朝に電話してください。入院できる余裕があるかそこで確認します、とジムの人から連絡あり。
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