医者のアメリカの大学院の入学は難しくない?ケンタッキー大学院入学の記録
医者に限った、さらに言うとアメリカに臨床留学した人に限った話になるかもしれないが、アメリカの(中堅)大学院への入学は簡単内科研修が終わった段階で、シンシナティ大学院に入学したときも、今回のケンタッキー大学院とほぼ同じ必要書類をそろえたが
要求されているGRE、MCATのスコアは、外国人だから受けたこともないし、受けるつもりもないので提出しなかった。 特に聞かれもしなかった。
自分のCredentialがこの国でもMDで通っているのは凄く助かっている(気がする)。
アメリカでは、MD(Doctor of Medicine)は4年制大学(College)をでた後にさらに4年間医学校(Medical school)に通ってとる医学博士のことである。
日本では、MDは6年制の 大学の医学部にいってとるのでアメリカの基準ではBachelor of Medicine(MB)なのだが
外国人向けにアメリカで臨床をする資格を認証する組織、ECFMGは厳しいようだが、それ以外はMDで申請して問題になることはまれ。大学から英語で、学位証明書にMB授与するけど、この国ではMDに相当します、と記載してもらったもので今のところ困ったことはない。
例えばシンシナティ大学院への申し込みの際、まず必ず担当者に、「なぜプログラムに興味があるのか(フェローシップでこのプログラムを指定されている)」と、「アメリカで臨床・研修している外国人医師(MD)」であることを説明し、TOEFLやGREのスコアがなくても考慮してくれるか確認したら、「いいですよ」と二つ返事だった。
ケンタッキー大学院では、まず興味のあるPhDプログラムのディレクター2人の先生に、どんなことを専門にされているのかとプログラムの内容を聞きたい、とアポをとり、話を聞いた際に自分の経歴や興味を話しておいて、
「うちのプログラムにぴったりだと思うよ」
とお墨付きをもらえたうえ自分もディレクター達がとても気に入ったので「ぜひ入らせてほしい」 とメールしたところ
すぐに申し込んでくれ、と言われ、GREは空欄で提出した。 これは後で突っ込まれる可能性があるが。
アメリカでは、ちゃんと自分のことを知っている人に頼めば推薦状はほぼ必ず書いてくれるので問題ない。4週間くらい余裕をもって頼むべきだが自分の場合は幸い1週間以内に書いてくれた。推薦状の質がどの程度かはしらないが。
志望動機書(Personal Statement)も、これまで「海軍病院インターン」「内科レジデンシー」「フェローシップ」「職探し」などなど書き続けてきて自分の型が出来上がっているので、その日のうちに書き上げた。
履歴書(CV)は、アメリカではこまめにアップデートすることが普通なので、履歴書は30分ほどかけてアップデートして準備完了。
自分が準備する書類の準備期間は2日。推薦状も含めた準備期間は5日でオンラインで申請完了。 大学院のトップの人が不在で1週間ほど待つ必要があるらしいが、プログラムのディレクターがもともと話をつけてくれているはずなので、あとは結果を待つのみ。
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