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正式にケンタッキー大学院への入学が認められる

メールにて、「入学可否の判断が決定されたので、申し込みサイトで確認してください」と連絡が来たので、早速見てみたら、「おめでとうございます」とのこと。

出来レースもいいとこだったので、嬉しさはないが、せめて地元愛を育てねば。

ということで最近自分の中で流行っているアイパッドミニ+アップルペンシルで

大学院入学の喜びを表現



偽りの気持ちが前面に出ている😱これではIラブNYのパクリだ。


人気のないプログラムは、融通がきく?

今回、自分の専門性を深める候補となる大学院のプログラムディレクター3人ほどとあらかじめ面談して、一番気になっていた、そして気に入ったプログラムに申し込んだのだが

プログラムのホームページからすでに「人気なさそうな感じ」が出ていた。

プログラムに関わるメインの教員の数が2人、他のプログラムはもっといっぱい紹介されているのに。

それで入学時期の相談をした時も、特例で今すぐにでも入れます、と返事がきたわけだが。

とにかく生徒が欲しいのはよく伝わった。




入るのは簡単だが、卒業が難しいのがアメリカの大学。

自分の目的は、専門性を深めるための手段であって、PhDはどのみちコースを取って勉強はするし、お金もかからないなら、入っておいたほうが損はしない、程度のモチベーション。

→これでは非常にドロップアウトのリスクが高い

自分を雇ってくれた上司からは、「アメリカの臨床医兼医学部教員でPhDは必要ない」 とはっきり言われたように、PhDを取ること自体に意味はない。

教育学校(College of Education)に自分のためになるコースがなければ、統計学や医学部のコースを取らせてもらいたいし。

自分の選択したプログラムは
まずコアとなるコースから選択して12単位(4コース)
教育学校のPhDプログラムが必須とするコースから選択して6単位(2コース)
自分の選択する専門(Psychometric measurement)から最低12単位、統計コースも併せて合計18単位(6コース)
コースワークとしてはそれだけ

そして、大学院には12単位(4コース相当)トランスファーが認められているが、シンシナティ大学院から12単位トランスファーできるなら、このサーベイコースの3単位は無駄になるので、ちょっと損した気分である。

フルタイムで働いている関係上、1学期1コース3単位、1年間で9単位が現実的なペース。博士論文を除く必要単位は、12単位トランスファーできたとして24。これだけでも2年半かかってしまう!

悩ましい。


 余談

今学期ただ勉強するために取った「教育におけるサーベイ研究」3単位。ペースが速すぎて、課題をこなす作業化している。教科書1冊読むのに4週間かけないとは。ていうか、アメリカ人でもこのペースなら皆そうなっていると思う。多くの人は、2-3コースとっているだろうし。

が、多分今回の異様なペースは夏学期特有の現象のようだ。先生も夏休みが欲しいんだろう。

シンシナティ大学院では、例えばサーベイ研究だったら、早々に自分の研究テーマを決めさせて、2か月半かけて、テキストの内容に沿いながら、自分のサーベイを作って、パイロットデータを取って、その分析を簡単にするところまでまとめるのが最終課題だっただろう。 課題のリーディング+自分の分野の文献を相当読むことになり、かなり知識が深まったのだが。

もっとValidityの方法論について深めてほしかった。これは、Psychometrics関連のコースでカバーされると期待している。


ケンタッキー大学入学への道
アメリカの大学院への入学は難しくない?
サーベイリサーチ1週目振り返り@ケンタッキー大学院
教育学部のPhDの先生たちと面談した話
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